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2007.06.06

三鷹市美術ギャラリー

 乗り換え三回、所要時間およそ一時間。
 三鷹は遠かった。

 三鷹市美術ギャラリーに行って来ました。開催されていたのは「モーリス・ユトリロ展 -モンマルトルの詩情-」です。
 ぐるっとパスにて入場無料。

 ユトリロの名を見聞きすると、いつも思い出すのが、中学時代の美術の先生。
 美術部の顧問でもあり、三年間お世話になったのですが、その先生が、一番好きな画家だと常日頃から名を口にしていたのです。
 けれど当時の私は、美術の教科書に載っている小さなユトリロの絵を見てもぴんと来なくて、「なぜこの画家が好きなんだろう」と思っていました。

 今回初めてユトリロの生涯について知り、また多くの(八十点ほどありました)作品を見て、同じ問いを、別の意味を込めて投げかけたくなりました。

 先生は、ユトリロの作品の、何処が好きだったのだろう。
 ユトリロという画家の、何処を愛しく感じたのだろう。

 私としては、天賦の才を持ちながらも、高邁な芸術的理念とは無縁であった点に、強く惹かれるものを感じました。
 アルコール中毒、母親への盲愛、商品としての作品制作の強要。
 それでも、描かれた絵は、確かに「芸術」であった。
 ――痛烈な皮肉は、時としてひどく美しいものへと昇華する。

 ともあれ、三鷹市美術ギャラリー。平日の昼ということもあってか、人は少な目で、ゆっくりじっくりと鑑賞することが出来たのは幸せでした。
 年表や解説のパネルも丹念に読むことが出来たし。何点かは、原図となった当時のポストカードを並べて展示してあるのも興味深く、有り難かった。

 ポストカードは「村のカフェ」「ラパン・アジル」「クリスマスのもみの木」を買いました。
 中でも「クリスマスのもみの木」は、クリスマスツリーを描いていながら、どうにもやるせない、淋しさのこみあげる絵。
 時折、ひっそりと取り出しては、見ることにします。

 三鷹市美術ギャラリー
 http://www.mitaka.jpn.org/gallery/
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2007.06.02

東京国立博物館

 金曜日、下町風俗資料館の後にハシゴで行ってみました。
 特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の実像」開催中。

 ぐるっとパスの特典は100円割引と、切ないショボさ。入場料は1500円でしたので、100円引き1400えん。ああ微妙。

 午後三時頃に門をくぐったのですが、なんだか入り口に行列が。
 平日の午後なのに、なぜこんなに混雑しているんだか謎です。休日に来たら、どんなことになっていたか、想像するだけで怖くなる。
 手荷物検査を行っていたので、余計に流れが遅かったのかもしれませんが。

 噂の「受胎告知」は、確かに素晴らしかったです。しかし第一会場は、広い展示室にこれ一枚。そして山盛りの人、人、人。
「フィレンツェではなんたら」
 薀蓄をたれる人やら、
「1500円ぶんじっくり見ないと元とれんわ」
 実利主義な人やら。

 静かに、ゆっくりと見ることが出来たならなあ……。

 第二会場もカオス。基本的には活動歴や思考の軌跡を追いかける展示で、面白げではあったのですが、やはり人の多さがネック。解説を読むにも一苦労。

 なんだか疲れまくりでした。
 ハシゴしたのがそもそもいかんかったのかしら。足はすでに痛かったし。

 まあ「受胎告知」と、人力飛行機の実物大模型を見ただけで、満足とすべきでしょうか。
 かなり以前に国立科学博物館で開催された、イタリア科学の展覧会の方が、個人的には好みだったなあ。

 レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の実像
 http://www.leonardo2007.jp/
 イタリア 科学とテクノロジーの世界(2001年開催)
 http://www.kahaku.go.jp/special/past/italia/index.html
2007.06.01

下町風俗資料館

 新しく「ぐるっとパス」のカテゴリを設けました。
 パス使用のたびにエントリを起こす所存。

 午前中は所用。午後から上野方面へ出てみました。ぐるっとパスを消化したいなあと。
 以前から少々気になっていた、不忍池べりの「下町風俗資料館」へ。規模は小さめ、一般入場料は300円。ぐるっとパスの扱いは入館無料。

 入ってまず目についたのが、自働電話ボックス。明治43年頃の公衆電話ですが……リーフレットによると、

 1.交換手を呼び出し、電話番号を伝える。
  ↓
 2.料金を入れる。
  ↓
 3.交換手が料金差入口にお金が落ちる音を確かめて、つなぐ

 ……だそうで。
 素晴らしき哉、自働電話。

 1Fの展示は、大正時代の商家と長屋を再現したもの。
 こう言うと何だかありがちでつまんなそうですが、ポイントは、そこかしこに書かれた「どうぞ上がってご覧ください」の言葉。
 靴を脱いで畳の上に上がって、座ったりなんかして、文字通り体感出来るのであります。
 これが最高。しかもいろいろと小物まで再現してあって、それらもすべて触って、いじれる。
 予想外の楽しさでした。しみじみとのんびり座って一時間くらい過ごしたくなるわぁ。

 2Fには、こまごまとした生活道具や昔の玩具、寄贈品や資料などがわりと雑多に展示されていました。
 銭湯の番台が再現してあって、ここにも「どうぞ上がってください」と書かれていたり。

 ちなみに修学旅行の中学生がちらほらと居たのですが、玩具で遊びまくったり番台に上ったり「ぜったいこっち見ないでー!」と言いながら古い体重計に乗っていたり(笑)なかなか堪能していたようです。
 見ていて微笑ましかったですよ。
 その横で、年輩の方がエノケンの写真を見て「いやぁ懐かしい」と呟く、という一幕も。

 下町をテーマに江戸時代から戦前までを取り扱いつつ、隠された真の主題は、ノスタルジィなのかも……と、思いました。
 心の奥底にたゆとう、旧きよき時代の日本への郷愁。

 小規模ながら、本当に楽しめる場所でした。また行きたいなあ。

 下町風俗資料館
 http://www.taitocity.net/taito/shitamachi/
2007.05.13

山種美術館

 母親と一緒に行って来ました、山種美術館。

 山種美術館
 http://www.yamatane-museum.or.jp/index.html

 現在開催中の展覧会は「開館40周年記念展 山種コレクション名品選」。ぶっちゃけ収蔵品展ということ?

 点数はさほど多くは無かったけれど、見応えはそれなりに。というか、美術展ってあまり規模が大きすぎても疲れるし、集中力を持続させるのが大変だったりするので、こぢんまりとして、ちょうど良いくらいかなあと。

 テレビで紹介された為か、結構な賑わい。けれどそれも、ぎゅうぎゅう詰めという程じゃなく、「あ、どうぞ」と譲り合う程度だったので、なんだか雰囲気が良かったり。
 日本画専門の美術館ということで、お年寄りが多かったのも、まったりした雰囲気を作り出すのに一役買っていたかもしれませぬ。

 中でいちばん気に入ったのは、速水御舟の「暗香」だったのですが、ポストカードの再現性が低くてがっかり。
闇色の中に浮かび上がる紅梅の図なので、しょうがないのかなあ。

 展覧会に行くと、気に入った絵のポストカードを買うのが、自分内での決まりなのです。
 図録は高くてかさばって買うのに勇気が要るけれど、ポストカード一枚なら、大切にしまっておいてもよし、部屋に飾ってもよし、誰かに出してもよし、と、いいことづくめ。

 ともあれ、この山種美術館にて「ぐるっとパス」の使用を開始したので、これから二ヶ月、あっちこっち行ってみようと思いますです。
 平日に動ける強みを生かして。

 ぐるっとパス
 http://www.museum.or.jp/grutto/
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