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2011.03.31

3月の総括

 3月の総括です。

 感慨というか慨嘆というか、激動の月でありました。
 2011.3.11。歴史の教科書に載ることになるこの日付。そして、小説にしろコミックにしろ、およそ創作を行う者であれば、この日付の以前・以後で、変わらずには居られないだろうな、と。
 単純に物語の前提であったり、心の持ち様であったり。

 ま、とりあえず。

 小説その他は18冊。あれっそんなに読んでたっけ……? 震災発生後、しばらくは本を読めない時期が続いたのに、意外。多分、下旬には交通機関に振り回されたことによって電車内や駅構内で本を読む時間が増えたことと、リプレイ3冊が大きかったのかなあと。

 コミックは29冊。まとめ読みが一作品あったし、やっぱり小説よりはコミックの方が、精神的に落ち着かなくても手に取りやすかった頭に入りやすかった。

 今月の一押し。


七回死んだ男:楽天ブックス
 読書メモはこちら。ゲーム脳なあなたとわたしにオススメの、ループ有りミステリ。それが単なるご都合主義なシステムではなくて、きっちりトリックに噛んでいるあたりが素敵。そしてループを繰り返しているがゆえに老成してしまったというじじむさい主人公少年もちょっといいんですよ。


カレチ(2):楽天ブックス
 読書メモはこちら。2巻ですが。心がざわざわと落ち着かない時に読んで、すっと落ち着けた一冊でした。舞台が昭和なので、現代もののように無駄にしみじみしなくて済む、もとからのしみじみを味わえる(?)のもポイントです。

 4月の目標は……どうだろな。一応、小説等を15冊、コミックを20冊。と、しておきます。若干ヘタレな感じで。まだまだ、いろいろ、落ち着かない状態であるし。
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2011.03.30

リプレイ枠

 お品書き:「ダブルクロスThe 3rd Editionリプレイ・デザイア(4)」「アリアンロッド・サガ・リプレイ(6)」「アリアンロッド・サガ・リプレイ・ブレイク(4)」

 タイトル長いよ! そしていつも副題を入れるべきか悩む。
 今月は楽しみな大好きなシリーズの三本立てだよ。幸せだよー。


ダブルクロスThe 3rd Editionリプレイ・デザイア(4):楽天ブックス
 その中でも一番楽しみなのは、この作品で。期待に違わぬ面白さでありました。
 いやあ素晴らしい色々と素晴らしい。物語を構成するパズルのピースがはまり込む気分の良さ。それをここで拾うのかという伏線から、そうだったのかって本当かよと思えるようなネタまで、カタルシスありありでした。PC、NPCの立ち位置や活躍も、それぞれに良い配分で割り振られていて、満足感アリアリ。それにつけても真はPC1じゃなくてやっぱりヒロイン。うむ。
 これで完結でも違和感は無いのに、さらにあと1冊出るとか。蛇足になりはしないかと若干気になりますが、このPC・NPCの活躍をもう1冊読めるんだと思えば良いのんよ。楽しみです。楽しいです。


アリアンロッド・サガ・リプレイ(6):楽天ブックス
 表紙のピアニィ様がロリすぎて驚くという。そしてエルザ様がたいへんご立派で二度びっくり。
 ……それはともかく。ブレイクを先に読まないとネタバレになるということで、実際ブレイクの内容を拾いつつアレするストーリーになっていて、面白いというか気の毒というか。アルとエルザの共演は楽しゅうございました。お説教シーンはなんだか見ていてあまりにもお約束すぎて、恥ずかしかったけれど。


アリアンロッド・サガ・リプレイ・ブレイク(4):楽天ブックス
 あっちのエルザもこっちのエルザも、エルザかわいいよエルザ。内容的には、これの後に無印最新刊を読んでしまうと、いろいろと吹っ飛ぶので、どうも印象が薄くなってしまったのが残念であります。
 きくたけ節とはまた違った大規模戦闘の描写・演出を見ることが出来たのは、面白かったですが。
 しかし無印にしろこの本にしろ、大規模戦闘やFS判定が、いまひとつ面白く感じられないのよね。あくまでも個人的な好みの問題ですが。なので、そのへんの判定に多くのページを割かれて、1エピソードのみで終わっているのは、若干物足りなかったりします。
Posted at 23:59 | 読書メモ | COM(0) | TB(0) |
2011.03.29

電気料金

 いわゆる計画停電は、予定地域に指定されても、実施されたことは無いんですが。
 一応は自主的な節電を心がけてきたおかげで、今月の電気料金が素敵に減少。

 元来わたくし、電気はだいぶ使い放題なタイプでして。ことに自室に引きこもると、オレが管理してオレが金払うんじゃあ文句あっか! とばかりに、使いまくり。サミタやってるので、PCつけっぱなしで外出することも多々ありましたし。

 そういうわけで、去年は一日平均で、約9.54kWhでした。
 それが今年は、約6.82kWh。

 比べると、だいたい七割くらい?
 なんか凄いわ。節電効果。

 当然、電気料金もだいぶお安かったです。いやー、この季節にこの金額は、ちょっとびっくりだわ。という。
 しかも節電をし始めたのは3月中旬以降だから、実質五割から六割の間くらいなんじゃ。

 たいしたことはやっていないです。IH調理器なのでコアタイムには料理をしないようにして、しばらく社食で晩御飯を食べたりとか(米が残り少なくなっていたという事情もある)、ゲーム機その他こまめにコンセントのスイッチを切るようにしたりとか(基本的にスイッチつきのタップを使っています)、あとはテレビとPCを同時に付けっぱなしにするのをやめたり。

 無理はしないように。いわゆる節電疲れにならないように。
 どちらかというと、習慣に変えていくことが出来れば。
 ついでに自分のお財布にもやさしい。スバラシイ。

 そんな日常。
2011.03.28

気持ちの問題

 お品書き:「なにかもちがってますか(1)」「リヴィングストン(1)」「すみれの花咲く頃」

 1巻目。単発。最近は手を出すのがわりと億劫になってきているので、その中で読み通せたものは、やはり面白かったということなのですよ。きっと。


なにかもちがってますか(1):楽天ブックス
 不穏な雰囲気と不穏な人物、絶妙。
 超能力を持ちながら振り回されるヘタレな主人公(メガネ装備でベタ髪。これ重要)に若干ときめきつつ、しかし思い入れをしたら辛いだけになりそう、と身構えて読みました。
 煽り立てるほうの少年も良いキャラしすぎなんですが。サイコな意味で。
 ただ、なにもわるいことをしていない人が死んでしまうお話って、今読むにはちょっと、辛いね。


リヴィングストン(1):楽天ブックス
 予備知識なしに手に。作画は割と有名な人なのね。
 劇をコミカライズする、というのは面白い試みだと思います。良い方の化学反応が起こりやすいんじゃないかしら。で、この作品も、それが起こっているんじゃないかなと。
 いかにも舞台劇らしい設定や人物の取り回しに、シャープな絵がきっちりと嵌って、短編集ということもあり、クオリティの高い一冊。読み応えがあります。


すみれの花咲く頃:楽天ブックス
 随分と懐かしい感じの短編集。初出は1990年前後なのね、納得。
 この作者「しずかの山」で気になったので別作品を読んでみようと思ったわけですが、全体に漂う息苦しさ、閉塞感が特長なのかなあ。制服の重さに潰されそうな青春もの。けれど読み終えると、どこかしら心を突く感じがある。通好みなんだろうなあ、と思います。
2011.03.27

安寧を

 お品書き:「第二音楽室」「デュラララ!!×5~6」「笑う月」

 安心して読めるものに手を出す傾向。


第二音楽室:楽天ブックス
 安心、鉄板、佐藤多佳子。第二音楽室という、微妙に宙ぶらりん、微妙に格好つかない場所を主な舞台とした短編のアンソロジー。児童もしくは生徒たちのキラキラしていたり、ゾワゾワしてしまったりするあれやこれやが詰め込まれ。しかし一作目の時点では何らかの繋がりがあるかと思ったら、そんなこともなく独立短編で終わってしまったのが、若干肩透かし。一作目を少し古い年代にしているあたりで、同じ学校の同じ第二音楽室を舞台として、時代だけ移すのかと期待していたのだけれど。

 
デュラララ!!×5:楽天ブックス
デュラララ!!×6:楽天ブックス
 軽いものが読みたいなーと思い、積んでいたのに手をつけはじめました。しかしこれ、池袋けっこうそのままに書いてますが、震災後の変化をどうするのか、気になりますよ。まあ情報としてどんどん古くなってしまうことは覚悟の上で書いているのでしょうけれど。
 気軽に読めて楽しめるライトノベルは、やっぱりいいですね。精神安定剤として。現実的に有り得ない存在、有り得ない解決、有り得ない……うん。この「都合の良さ」がいいんですよ。悪口じゃなくて。ファンタジーとして。


笑う月:楽天ブックス
 レンテンローズシリーズ、2冊目。今回も書き下ろしつき。
 主人公(狂言回し)キャラを社会人にしたことにより、ラノベレーベルだった頃とのはっきりとした違いが見えて、面白かった。何だかんだで学生主人公よりも読みやすかったし。
 超自然的な存在とのフィッティングが少々ぎこちなくなってしまったような気もしたけれど、エピローグのやさしさで全て忘れられるし、読んでいて救われた。
Posted at 23:59 | 読書メモ | COM(0) | TB(0) |
2011.03.26

鉄板

 お品書き「おおきく振りかぶって(16)」「ボクラノキセキ(4)」「カレチ(2)」

 固い作品郡。期待していい期待を裏切らない。嬉しいものであります。


おおきく振りかぶって(16):楽天ブックス
 理屈こねつつの練習風景とか、部員たちがわきゃわきゃ戯れてるのとか、やっぱりこれがこの作品の基本イメージだったりもするんだな、個人的に。なので序盤はたいへん楽しゅうございました。朝ごはん話ステキ。
 しかし申し訳ないんだけれど榛名にはあまり興味が無いので、他校の試合はもう少しさらっと流してくれたほうが……などと思ってしまうのであります。現時点で学校単位、チーム単位で因縁があるわけでもないし、そこまで広げていたら、いったいいつ完結するのっていう。まあそれ以前に休止中だけど。


ボクラノキセキ(4):楽天ブックス
 久々の新刊、嬉しい嬉しい。
 話の進み具合はまだまだゆっくりで、何度も同じ箇所を確認しているようにも見えますが、しかし着実に動いている。前巻でちょっと心配だった「分かり合えない人、分かりやすい悪役」を作る気も無さそうで、ほっ。
 前世と今生の葛藤は楽しいですが、物語そのものの謎はもっと気になるあたりが、なかなか健全なつくりで、良いんじゃないかしらと。


カレチ(2):楽天ブックス
 ほんと丁寧に描かれて、読んでいてほっとする作品。リアルタイムでこの時代を知らなくても、あるいは知らないがゆえに、懐かしさに浸れる。日本が佳き日本であったころ。
 というか主人公はあまりにも出来すぎな良い人ですが……「人生を差し出す」という言葉が、上っ面だけでなく、ずっしりと響く。
2011.03.25

「ブレイクブレイド」第六章

 第六章にして、最終章。
 そして、シネマサンシャイン池袋での一挙上映。

 震災でどうなることか、イベントもだけれど上映自体も大丈夫なんだろうか、と不安に思った時期もあったので、きっちり開催してくれたことは無条件で嬉しく、有り難いです。監督&プロデューサーの舞台挨拶もちゃんと有り。幸せ。
 ええ。たとえ平日、金曜日の16:00スタートという鬼のような条件であっても!

 ……お仕事、早退して。行ってきました。駄目人間が居ます。いつものことです。
 でも意外と席は埋まっていました。開始直後は空席が目立ったものの、時間が経つにつれて途中入場する人が増え、最終的に、ほぼ満員だったんじゃないかと。



 一挙上映での特典、シギュンとクレオのえろえろクリアファイル。ぶっちゃけどうしたらいいんですかこれ。職場で使いますか無理。なんかもう、えろあにめレベルだよね……。
 下はパンフレット。今回も内容充実、読み応えあります。

 四章の時も思いましたが、こうやって通して観ると、作品のテンション、ボルテージが、一作ごとに上がっていくのが良く分かります。ことに戦闘シーンと来たら、どうしてそこまで壊すのか、どうしてそこまで描くのか、といった趣。
 究めての第六章の戦闘は本当に素晴らしかった。というか、文字通り最初から最後までクライマックス。

 ブレブレの世界で、ロボットの戦闘で、籠城戦を見ることが出来ようとは、感涙ものでありますよ。ここに来てのサクラ大隊長の大立ち回り(死亡フラグに見えて心配で心配でしょうがなかった)、戦う将軍の面目躍如なバルド将軍、貸し借りを清算するナイルのちゃっかり美味しいところ取り。
 もちろんデルフィングの第五形態、とんちきな新武器、ヒュケリオンとのガチガチバトルは最高でした。なんというか、ハリウッドの物量アクション映画にあるような「ええっまだクライマックス、まだ続くんかい!」という、あの感じ。満腹の上にさらに詰め込まれて、もう喉元までがっつりみっしりですよ、というか(いみがわからない!)。

 ラストは主要登場人物たちと一緒に、いっとき緊張から解放されて、しかし疲労とどうしようもないやるせなさが身体に残り、とても味わい深い感慨が残りました。

 このまま帰ったらいわゆる賢者モードになっていたと思いますが、上映終了後の舞台挨拶のおかげで、よいかんじにクールダウンが出来て、嬉しゅうございました。
 両監督とも、生で見るのは初めてでしたが、だいたいにおいて想像通りの御方。飄々としたアミノ監督、熱く思い入れを語る羽原監督、バランスの取れたコンビだなあと。

 それにしても、なんだか終わってしまったという実感が全然ありません……いやアニメはアニメで綺麗に素敵に完結してくれましたが、原作は佳境のままだし、二期とかテレビシリーズとか、やってもいいんじゃないですかね。いいじゃないですか。映画素材を半ば使用して、テレビシリーズ2クールくらいで原作展開をなぞってもいいじゃないですか。

 夢見るだけなら自由。
 そして、夢が実現する可能性を少しでも高めるために、とりあえずBDをぽちるわけですよ……。


劇場版 ブレイク ブレイド 第五章 死線ノ涯【Blu-ray】:楽天ブックス
2011.03.24

ゆるゆると

 お品書き:「満潮!ツモクラテス(2)」「イシュタルの娘~小野於通伝~(2)」「BUTTER!!!(2)」

 続き続き。今はなんだか、新しい作品に手を出すよりも、慣れ親しんだ作品の続きを追っているほうが楽。


満潮!ツモクラテス(2):楽天ブックス
 高値安定の片山まさゆき。なんですが、主人公(のひとり)が鼻持ちならない性格というのが、わりと新しいこのシリーズであります。
 今までは、性格にいろいろと問題はあっても、まわりを不愉快にする嫌われもの、ということは無かったものね。しかも「お金に汚い」というのは、主人公としてもう致命的な弱点。それがこの先どう変わっていくのか、あるいは変わらないのか、楽しみだったり。ところで、前作の脇役はともかく、ヒロインを出しちゃうのってどうなんだろう。新しいキャラに集中させて欲しいんですが。


イシュタルの娘~小野於通伝~(2):楽天ブックス
 とにかく、こまごまと描き込まれた絵を見ているだけでお腹いっぱいになります。しかし物語はさらにお腹いっぱいになれる密度の濃さ、という。
 意に染まぬ契りを交わすところを、忍者にどうにか助けてもらいました。には、なかなか意表を突かれましたが! ともあれ、じっくりと読み込みたい作品であります。そこらの戦国便乗作品とは一線を画す出来なのは、さすが。


BUTTER!!!(2):楽天ブックス
 ううむ面白い。なんだか悔しいんだけど面白い。
 主人公(どっちだろう? まあ二人ということで)をはじめとする登場人物がほぼ全員、自意識過剰すぎて、見ていてのたうちまわるというか、若々しい痛々しい。んだけど、そういう人物たちが傷ついて、傷つけあう様というのは、たいへん面白いんだよな。青春な部活ものとして、だいぶ等身大……なのかも。
 表紙と内容が一致していない(出番的な意味で)のは、ちょっと残念であります。
2011.03.23

うちの本知りませんか

 お品書き:「パチンコがアニメだらけになった理由」「バタフライ・エフェクト 世界を変える力」

 小説ジャナイ系。本当は読みかけがもう一冊あったんだけど、地震の後、行方不明になってしまった……布団の下は探しましたよ。はい。


パチンコがアニメだらけになった理由:楽天ブックス
 なぜパチンコがアニメ(しかもオタ系)タイアップ台だらけになってしまったのか、を探るドキュメンタリー本。とにかく取材拒否されまくった、という出だしでまず笑ってしまった。何がそんなに後ろめたいんだろうね。本当に。
 パチンコ業界側からの話は、だいたい推測通りのものであまり新味は無かったけれど(でも綺麗にまとめられて感心&納得)アニメ業界側の視点はなかなか面白かった。目から鱗の部分もあり。
 インタビューに応じてくれた会社が、タイヨーエレック・サンセイR&D・ジーベック、と、個人的に好きだったり注目しているメーカー&会社ということもあり、総じて興味深く、面白く読めた一冊でした。


バタフライ・エフェクト 世界を変える力:楽天ブックス
 なぜか職場の人に薦められて。「10分で読めるから」という言葉通り……。
 言ってることはカオス理論の端っこをかじっていれば、あるいはかじっていなくてもゲームにおけるフラグとルート分岐の概念を知っていれば、特に目新しさは無いです。けれど、平易に噛み砕いて普段は本を読まなさそうな人にも分かり易く解説してあるのは、良いんじゃないでしょうか。
 冒頭でマンガとSFをディスったことで、若干下品な本になってしまったのは、残念に思います。
Posted at 23:59 | 読書メモ | COM(0) | TB(0) |
2011.03.22

つづくおわる

 お品書き:「弱虫ペダル(16)」「tactics(13)」「モチモチ(2)」

 気がつけば巻数を重ねていたり、気がつけば終わっていたり。ってオイオイ。


弱虫ペダル(16):楽天ブックス
 表紙が怖いと一部でたいへん話題でありましたね。
 メール便で届いたのが、電力の需給危機な日だったので、節電中の薄暗い明かりの中で開けた封筒からこの表紙が出てきた日には、たいへんドキドキしました。
 本編は、今回はいいバランス。やはり主人公が主人公のカリスマを持っていてくれないとー。ライバル校、ライバルキャラが増えても、しっかりとした存在感を持っていて欲しいものです。


tactics(13):楽天ブックス
 相変わらずの、緊迫しているのか能天気なのか良く分からないテンションを保ちつつ、やっと勘太郎の過去編という核心に入ってくれて、ほっ。と思ったらまた番外編収録で、気を持たせてくれる。
 しかし何だ、つまりはマザコンですかっていう。ここまでの曰くありげな描写からして、この後どう落とし込んでいくのか、楽しみではあります。続きはいつ出るものやら。


モチモチ(2):楽天ブックス
 完結。いやー、なんというか、コメントしづらい。ラストの怒涛の展開には、だいぶ呆然としてしまった。いったいどこからどこまでが当初から予定していた展開なのか、分からないというか分かりたくないというか……。
 ともあれ、再始動が確認できたという点においては、たいへん嬉しい作品でした。あとは咎狩白に期待だ。
2011.03.21

事前事後

 お品書き:「プールの底に眠る」「裁く十字架」「ミストボーン(3)」

 わりと気楽に読める本たち。このなかの一冊は、震災後初めて読んだ本でした。


プールの底に眠る:楽天ブックス
 メフィスト賞受賞作+序盤のいかにもな雰囲気に少し身構えてしまったけれど、最初に醸した雰囲気をきちんと醸造して、最後まで炊き上げた感があり、後半は安心して身を委ねて読むことが出来た。ミステリというより青春小説、そして某所レビューによると村上春樹の影響が半端ないらしいですが、私は村上春樹を読んだことがほぼ無いので、気になることもなく。ラストは若干肩透かしではありましたが、そこが逆に良いんじゃないでしょうか。気持ちよく本を置けたことだし。


裁く十字架:楽天ブックス
 レンテンローズシリーズ、復刊。昔、富士見ミステリー文庫で読んでいたので、再読ですが、書き下ろし新作の同時収録が嬉しい。
 統一したフォーマットに則っての短編集なのだけれど、普通にミステリとしての謎の他に、超自然的な存在であるキャラクターの謎もあり、それでいて互いに邪魔をすることのない構造は、さらりと書かれているけれど、稀有なものなんじゃないかと思う。基本的に心の闇を描いていながら、物語の落としどころが、後味に苦さを残しつつも前向きなものであることも嬉しい。
しかしアカンサスよりノブさんだよね……やっぱり。メガネだよね。うん。


ミストボーン(3):楽天ブックス
 とりあえず第一部完。あるキャラクターの退場と、それによる展開には、素直に驚かされた。
 おさまるべきものがおさまるべきところへ。回収されるべき伏線は回収され。見事な大団円でした……と言っても、まだまだ物語は続くし、不穏な要素は残しているので、先行き不安な感ではあります。
 全三部作、翻訳済だけれど、どうやら最終的に明るいハッピーなエンドでは無いらしいので(物語としてはきっちりまとまっているらしいけれど)心の準備が済んだら読もう。
Posted at 23:59 | 読書メモ | COM(0) | TB(0) |
2011.03.20

少女というか

 お品書き:「新Good Job(4)」「ちはやふる(12)」「みみっく(4)」

 わりと新しめの少女マンガ続刊。だいぶストーリー志向。


新Good Job(4):楽天ブックス
 この巻で、たいへんぐっと来たのが、コピー機のエピソード。あまりにもあるあるネタすぎて、思わず職場の女子に見せてしまった……そして「ありがとう」という言葉。ありがとウサギじゃないけど、ほんとここ最近、ありがとうの増量は大切なことだと強く感じているので、個人的にずずんと来たり。こんな風に仕事が出来たらいいな。いいんだけどな。


ちはやふる(12):楽天ブックス
 もう完全なるスポ根ノリ。何がって、登場するライバル校の無理矢理の色づけが、文字通りイロモノで、分かりやすくも笑えてしまう。いや同時にお話としてはすごく面白いんだけど。
 しかしこれだけ団体戦押しで部活動ものにして、個人での対決やら因縁やらはどうするんだろう。並行して進めるのは、なかなか大変そうな気がする。


みみっく(4):楽天ブックス
 最初に思ったよりも大きな流れのある話になってきて、若干びっくり。ヒロインの超常的能力はちょっと便利すぎる気がしつつ、しかしカタルシスがある。
 そして、物語開始当初からはだいぶ変わってきた相手役男性キャラ×2の立ち位置が面白い。うーん一気読みしたい。
2011.03.19

おかいもの

 普段は土曜日に池袋まで出るなんて、滅多にしないんですが。だいたいにおいて、毎日通過していて、途中下車出来るわけだし。
 しかしこの一週間は特別ダイヤの激混み仕様により、帰りにふらっと街に寄ると、どうなるか分からないという不安があり。

 買い物の目的はまあ、かけかえカバーの為の文庫本購入だったりするわけですけれど、ついでだから街の様子を見てみようかなあという。
 思ったほど劇的な変化というものはありませんでしたが、やはり人出は少しだけ少ないかも。そして従来は昼間も点灯していたディスプレイその他が消えていたり。
 旅行パンフレットコーナーがこんなことになっていたり。



 道行く人の会話に耳を澄ますと、その九割が震災や停電の話だったりしましたが。あと節電を促す放送が繰り返し繰り返し。

 ともあれ、ささっとブツを入手。池袋ジュンク堂、意外と人が居ました。地下のラノベ・コミックコーナーもなかなかの賑わい。

 外食推奨ということで、せっかくだからラーメンでも。



 :本格中華麺店 光麺

 光麺にて。熟成光麺。サービスは杏仁豆腐を選びました。
 隣の席のお兄さん達がぽぽぽぽーんの話をしていて、ACのCMだらけなことに疑問を抱いていたので、つい口を挟んだりして。だって、ACたん誤解されてちゃかわいそうじゃないですか!
 ……その後、なぜかお兄さんたち、なのはとまどかの類似点について熱く語り始めたりしましたが、さすがにそこには入れず。ええ。

 非日常が日常になりつつある、池袋の土曜日。
2011.03.18

3.11地震からの記録#6

 ※3/23に記憶を辿って書いています。既に記憶が曖昧で、間違っている部分もあるかもしれません。

 3月16日から3月18日まで。
 主に通勤、交通機関について。

・3月16日
 もう有休も無いことだし、最寄り路線は大幅減数ながら動いているしで、絶対に行かねば。と。5時半くらいに起き出して、情報収集と心の準備。
 やっぱり朝から物凄く混んでいるらしい。しかし座って行かねば自分、早々に心が折れる。と知っているので、逆方向の始発駅までいったん戻ることに。
 なんだかんだで逆方向は空いていました。一駅すぎたところでだらりと座って、終点まで。思った以上にのどかな雰囲気の場所まで来て、びっくりしましたが、新鮮で楽しいと思えなくもない。
 で、引き返し。いちど退場して清算し、再入場。
 改札の前に居る人から見たら、ばかみたいに見えたかな。ばかみたいかも。でも、まあ、恥ずかしくないように。

 ちなみに3月12日の買い出しの時点で、パスモに三千円ほど呑ませておきました。どこをどういうルートで行っても大丈夫なように。これがだいぶ便利でございまして、この後様々なルートを試す際に心強く、エネルギー補給の温かい飲み物や軽食の購入もスピーディで楽々。うむ素晴らしい。

 閑話休題。
 始発に乗り、だらだらと終点まで。途中からやはり凄まじい混雑っぷりでしたが、座っていれば大丈夫。大丈夫。前に立った人の荷物が顔に当たったりしても、大丈夫。大丈夫。
 ただ、やはり疲れたのか、駅で電車とホームの間に足がずっぽりとイン。右足の怪我がようやっと痛まなくなってきたところだったのに、今度は左の膝を痛めてしまったという……打撲だけなので、放置ですが。
 ちなみに後ろを歩いていたおじさまが「大丈夫ですか?」と声をかけてくれて、立ち去る時にも何度も何度も振り返って見てくれたのが、嬉しかった。殺伐とした満員電車、殺伐とした駅で、こんなこともあるよ。

 仕事はごく普通……ではなく、処理量は激減。そりゃそうです。東北は当然として、北関東もまだ注文どころじゃないし、計画停電での混乱もピーク。
 怖ろしいほどに電話の鳴らない日でした。
 早く東北からの注文が来ないかな。と思う。

・3月17日
 この日も前日と同じく始発駅まで戻ろうと思い、ホームで待っていたら、なんと始発が出るとのアナウンス。慌ててホームを移動して乗車。前触れ無しの始発だったおかげか、悠々と座れました。
 途中からの車内の混雑は、前日と同程度でしたが……。

 帰りは、電力需給が危ういとの報道&前日の混雑があった&忙しくなるわけもないので、1時間早く上がり。しかし前日と同程度の混雑っぷり……電力についてのアナウンスがあった直後だったので、即座に動いたとしても時間が合わない。ということは、懲りて時差にした人が多かったということかしら。

・3月18日
 同じ時間に始発が出るなら乗ろう。と思い駅に行ったら、前日の運行を知った人で既にいっぱいだったという罠。もっと早く出て並ばないと駄目なのか。
 しょうがないので逆方向へ、と思ったら、途中駅が終点となり、しかもその駅からの始発が無い。どうなっとんじゃ。もう一度折り返して、今度は別ルートへ。ぶっちゃけ西武池袋線をあきらめて、西武新宿線に。
 こちらは始発がすぐ近くなので、悠々。途中の車内の混み方も、池袋線よりだいぶマシ。
 高田馬場から山手線を使用。まったくもってお疲れ様な自分であります……いいや。いろんなルートの経験値が増えたし。と、前向き前向き。

 帰りは、この日から準急が走り始めたこともあってか、わりとまともに。ホームに人は溢れているけれど、入場制限をされるほどではない、というか。
 数本見送って、座って帰りました。

 週の後半は、とにかく電車との戦いだった。そして迎えた、地震の瞬間から一週間目。

 まだまだ不安もいっぱいあるけれど、というか不安だらけだけれど、新しい日常を始めるんだと決意してしまえば、なんてことない。新しい生活に組み込んでしまえば、どうってことない。

 震災以前の潤沢で贅沢な日々を思い出して、ちょっとしんどくなる時もあるけれど、この先いつかきっと「生活」に疲れてしまうこともあるだろうけれど、今はまだ、新しい世界を冒険中の気分です。

 とりあえず3月19日付からは通常に戻ります。
 やっと本が読めるようになったし。

 震災からの数日間。
 眠る前にぱらぱらとめくる読み返しのリプレイ以外、小説もコミックも。
 一冊も本が読めませんでした。
2011.03.15

3.11地震からの記録#5

 ※3/21に記憶を辿って書いています。既に記憶が曖昧で、間違っている部分もあるかもしれません。

 前日夜、そして当日朝にぎりぎりまで情報収集をするも、西武線はやはり路線をごく限定しての運行で、最寄り駅では動かないと確定。

 しょうがないので最後の有休を使うことにして、職場にTEL、同じ事務職の女の子と派遣会社にメールをする。同時に、せっかく休みになったので、JRは私鉄よりもだいぶ運休が緩いことから、いざというとき通勤に使えるようにJRのルートを確保しておこうと決める。
 バスが動いていれば話は簡単。だけど、バスさえも運行本数は大幅減。なら、要するに徒歩でJRの駅まで行ければいいわけですよ。

 前日に購入しておいた地図と、Yahoo!地図(道案内の項目を選ぶとルートマップ詳細を表示してくれるのは便利)を突き合わせて地図に細かい目印を書き込み、アパートを出発。
 地図とにらめっこしつつ、気楽な散歩気分を心がけて歩く。
 住宅街なんだけど、けっこう歴史のありそうなでっかい家が並んでいて、庭を眺めるのも楽しい。



 春の気配。

 目指すJR駅には、ほぼ目標通り(Yahoo!地図の道案内に表示された所要時間通り)に辿り着けて、満足。駅に近づくにつれて、またしても買い占め主婦軍団が目に付くようになり、若干げっそりするけれど、途中の幼稚園でわぁわぁ遊ぶ子どもの集団を見て和んだりもする。子ども、げんき。子どものげんきと安心を守ろうと、必死になっちゃう主婦のみなさんの気持ち、理解出来ないではない……よ。

 駅に置かれたテレビで、ちょうど枝野氏の会見中。単位がマイクロからミリになってることに心臓が冷え冷え。でもまだ首都圏で焦るべき数字には程遠いことも、ちゃんと理解している自分。ネットがあって良かったなあ。ツイッターやってて良かったなあ。
 駅には、記者会見には見向きもせず、本数減で駅員に食ってかかったり、その様子を煙草をふかしながら見物する人々。いろいろです。

 帰路につく前に、どこかで一休みすることに。
 とりあえず外食推奨だよね、というわけで、チェーンでもない地元に古くからあるっぽいラーメンレストランへ入る。常連らしい奥様がひとり、店員と話してる。
 タンメンを注文。味は……ええ……その……やさいがいっぱいのっていて、けんこうてきでした!

 かなしく店を出て、さあ帰り道だ。と、ふと横を見ると、西武線が動き始めてる。どうやら午後から運行開始したらしい。
 ……今から仕事、行く? 若干迷うも、帰りの保証は無いし、有休を使うと決めちゃったし。というわけで、帰ってのんびりしようと決める。

 駅前のパン屋さんで菓子パンをいくつか買って、ぶらぶらとぶら下げつつ、のんびり徒歩で帰る。春の散歩、終了であります。
2011.03.14

3.11地震からの記録#4

 ※3/20に記憶を辿って書いています。既に記憶が曖昧で、間違っている部分もあるかもしれません。

 地震から週が明けた、月曜日。
 停電やら余震やら、まだまだ混沌としているけれど、仕事には行きたい日。

 理由としては、仙台が実家だと知っている人が職場には沢山いて、幾人かは心配してくれると思われるので、無事でしたと報告がしたいということ。
 金曜日は動転していて、あれだけ長時間居たのに、半端な仕事を残してきてしまっている……と思うけれど、記憶が曖昧……でもきっと残してる……というぐらぐらした不安感。
 金曜日に徒歩で帰宅した他の人がどうなったか。それと職場の状況はどうなっているのかが知りたい。
 朝になってJRが終日運休と知る。ということは、同じ事務仕事を担当している2人の女子の出勤がほぼ不可能で。

 そのへんがいろいろ入り混じって、今日は根性出して行こう。と思ったわけです。
 ええ。朝の5時半に起床しましたとも。

 いろいろとルートを考えつつ、とりあえず最寄駅に行ってみたら、動かないはずだった最寄路線が動いてた……アレ?

 車内はぎゅうぎゅう詰めだし、普段の地下鉄直通ルートは運休しているし、なんか朝だけ動いて止まるとか言ってるけど、今から行けば数時間は職場に居られる。最悪でも、金曜日に残してきた仕事の確認は出来る。
 というわけで根性で乗り込みました。
 私は以前から混雑した電車が本当に本当に大嫌いで、せめて座れないとお話にならんのですが(混雑した電車での立っての通勤は一ヶ月もせずに出社拒否症が出る駄目人間)、この日ばかりは覚悟の上で。
 朝も朝、早朝なのに、鬼の混雑でした……ええ。

 何はともあれ、職場に到着。始業時間より3時間近く前でしたが、気にしている場合じゃないし、さっさかと動き始めましたよ。泊まった人の出したごみを捨てたり、揺れに備えて退避した植木鉢や本を元に戻したり、懸案の金曜日に残した仕事を片付けたり、あとは通常のFAXやメールの処理を。
 事務女子らしいでしょ。だれでもできる、つまんない仕事っぽいでしょ。
 でも、だれかがやらなきゃ片付かない、だれかがやらなきゃほかのだれかの仕事がスムーズにいかなくなる。
 普段は楽なほう楽なほうに流れていくのが身上だけど、少なくともこの日は、誇りを持って全力で仕事したよ。

 社員は早い時間の出社を命じられたそうで、9時頃にはけっこうな人数が集合。女子ふたりはやっぱり来ていない。
 ツイッターと西武鉄道のウェブサイトをF5連打で睨みつつ、手元の仕事をたったか片付ける。11時30分頃には最寄駅より手前までの折り返し運転になってしまうとのことで、11時過ぎに職場脱出。
 池袋駅で電車に乗った後で、運転が16時過ぎまでの予定になったと発表されてちょいと悔しかったですが、さらにその後には15時過ぎに短縮されたそうで、やっぱり午前の時点で帰ってきて良かったなあと。

 いつもの最寄駅について、とりあえずJR駅までの地図を買おうと書店へ。
 商店街がやけに騒がしい。人が多い。
 ……買い占め主婦の大群、襲来中。

 トイレットペーパーとティッシュペーパーを抱える主婦。他にも食料品を大量に買い込んでる。自転車の荷台、すごく……パンパンです……。

 情けないなあ。

 帰宅して、節電を心がけつつ、お風呂に入ったり翌日の鉄道の情報収集したり。
 西武鉄道が、折り返し運転となったことに怒った人が線路を歩いて隣の駅まで移動したとかで、翌日は絶対に折り返し以外の路線で動かしませんよ。とか言ってることに絶望。

 有給休暇の残りは一日。
2011.03.13

3.11地震からの記録#3

 ※3/20に記憶を辿って書いています。既に記憶が曖昧で、間違っている部分もあるかもしれません。

 寝不足だったこともあり、きっちり8時間眠って起床。
 いろいろと麻痺したり過敏になったりしていたものが治った気がした。睡眠は偉大。こういう時いつも「ピーターパンとウェンディ」を思い出す。
 寝ている間に、心の中を整理してくれるお母さん。
 じゃあ、お母さんの心の中は、誰が整理してくれるんだろう。大人は自分で整理するものなのかな。しなくちゃいけないんだろうな。

 寝ている間のニュースを遡って見て、リアルタイムでニュースを追うことに意味は無かったんだと気づく。そしてテレビで悪いニュースを見続けることの害悪ときたら。
 テレ東がアニメを放映していて、ものすごく和む。テレ東が緊急特番をやっていると、ほんと落ち着かないというか、よく冗談で言われていた「テレビ東京がアニメを取りやめる日」が来てるんだ、と思ってしまうから。

 風邪気味なのか喉が痛かったので、もういちど布団へ。
 金曜日の夜から身体と肝を冷やすだけ冷やしたから、風邪を引くのも当たり前かもね。などと思いつつ。

 再度、実家の母親とTEL。釜石の従姉妹の娘がたまたま仙台に来ていて、避難所に居たので合流し、家に連れてきたとのこと。二十代の娘さんなので、逆に居てくれて安心する。
 電話中、父の知人が訪ねてきたりしてる。ガソリンを分けているらしい。
 釜石の親戚は、港近くで仕事をしていたひとりを除いて、全員無事と聞かされる。安心と不安が同時に来るとか、何なのこれ。ね。
 ちなみに後になって、どこかの避難所に居るらしいと判明しました。大崎市にも叔父一家が居ましたが、こちらも無事。親戚一同、全員が、とりあえず生命は助かっていた。僥倖。

 疲れを取るためにも、再度眠る。そして起きたら輪番停電のニュースが錯綜しまくり。どうしてこうなった状態。
 停電時の注意事項などを適当に読み漁って、覚悟完了。停電は良いんだけど(いや良くないけれどこの非常事態だから黙って受け入れるしか)発表が遅すぎだろうと。電車のダイヤがさらにその後の調整になり、大変すぎるだろう鉄道会社&その調整を待つワタシタチ。

 だいぶ不定期な睡眠の取り方になってしまったけれど、これはもう朝に確認するしかない&停電があるとしたら朝一番のグループなので、停電前に出かけてしまいたい。と思い、寝ることに。
 気持ちはだいぶ復活し、日常2.0へ移行している。

 おやすみなさい。
2011.03.12

3.11地震からの記録#2

 ※3/19に記憶を辿って書いています。

 眠れないままテレビとPCで情報収集をして、それでも疲労でうとうとしかけた頃、外が明るくなる。このまま起きていてもしんどい、寝るべきか、でもニュースが気になってしょうがない……という具合でぼんやりとPCを眺めていたら、携帯に着信。
 母親からのTELでした。

 実家は市街地に近い住宅街ですが、建物の倒壊や混乱はほぼ皆無。ただしライフラインは止まっているので、マンションの住民は避難しているとか。
 うちは食料・水・灯油ともたっぷりと備えがあった上、100Vまで使えるバッテリーも用意してあったそうで、暖房器具も使えたとか。
 ただ、やはり揺れは激しかったらしく、陶器が軒並み割れたとか。
 食器戸棚の観音開き戸が開いて、ざらざらと落ちてきたらしいです。想像するとだいぶ怖い光景です。

 ともあれ、元気な声を聞いて、安心。仙台の市街地が全然報道されないので不安になっていたけれど、逆に無事すぎて報道されないだけなんだ、と気がついた最初でした。

 あまり長く通話して現地の回線を使うのも何なので、ささっと電話を切って、ほんの少しだけ、じわっとする。三秒くらい。多分。

 気を取り直して、自分の部屋の片付けと、買い出しに出かけることに。
 買い物メモを作成してから、近所のスーパーにTELをして、通常通りの営業であると聞き、出かける。

 携帯に残っていた、メモの内容。
 サラダ油・スポンジ・サランラップ・カイロ・牛乳・水・充電器

 サラダ油は地震で流れてしまったため。スポンジとサランラップと牛乳は普通に補充。カイロと水は念のために買い足しておこうと。そして、ずっと購入を迷っていた、携帯電話の充電器。
 このなかで水は、重いし部屋にまだ予備もあるから、あえて今買わなくてもいいや、と思ってスルーしました。今になって思うと、買い占めの一端を担うことになっていたかもしれないので、良かったかな。
 というか、この日の朝の時点では、スーパーは(通常よりはだいぶ人が多かったものの)普通の状態でした。後のパニック買いはいったいどこが発端になったんだろう……。

 午前中、書留が届いて驚く。バレンタインにチョコレートを送った従兄弟から、ホワイトデイのお返しでした。郵便は普通に動くんだな、と。まあ埼玉には大した被害は無いし、当たり前なのかもしれないけれど。
 テレビに映る被災地の状況と、のどかな埼玉の日常のギャップが、少しずつ心の中で重くなっていく。

 昼頃。中国長期旅行中の姉からTELが来る。
 報道だけ見て気を揉んでいたとか。そりゃそうだ。ちなみに昨夜の時点では電話は全然通じず、メールも返信が無かったと。
 というか姉からのメール、フリーメールだったので迷惑メール振り分けになっていた罠。ゴメンゴメン。

 現状を説明し、安心させて、切る。海外ですから、こちらもささっと。
 その後、埼玉に住む親戚からもTEL。やはりまだ宮城には電話が通じ難いらしく、連絡が取れていないので心配して。母と一番仲の良い伯母なのです。ついでに言うと、午前中に届いた書留を贈ってくれた従兄弟の母。
 こちらにも状況を説明。そして、書留が届いたこと、そのお礼を言う。

 午後になって、停電がぼちぼちと気になりはじめる。うちの部屋はIH調理器なので、停電になるとごはんが作れません。そうでなくても、消費電力が大きいので、ピークタイムにはまず使えない、使いたくない。
 で、しょうがないのでもう一度買い出しに。

 今度は別のスーパーへ。いつもは割と閑散としているスーパーですが、若干人が多い気が。
 おにぎり、パン、お惣菜を買って帰宅。途中、いつも行く近くのケーキ屋さんに寄って、ホワイトデイ用のお菓子(いわゆる友チョコをくれた職場の女の子がひとり居たので)と、夕方行くといつも売り切れている名物のロールケーキを購入。
 甘いものに食欲がわく。良い感じ。

 帰って、節電に気をつけつつ、またPCとにらめっこ。テレビは消してワンセグで見ることにする。
 気分転換の方法をいろいろ模索するも、悲惨なニュースの連続、連絡の取れない釜石の親戚のことを思ったり(この頃はとにかく釜石の津波の映像が何度も流れて、同じ映像なのに凝視して凝視して疲れた)、絶え間ない余震や緊急地震警報に神経を尖らせて、どうにもならない。
 緊急地震警報は特に、関東よりも東北に出ているのを見るのがしんどかった。
 実際の揺れを待ち、現地の震度が表示されるのを待ち……というローテーションが、本当にしんどかった。
 けれど耳を塞ぐのも怖く。
 緊急地震警報をある意味待って、待ち構えて、テレビを消せないという悪循環。

 そんな時、ツイッターのタイムラインに、なぜか連続して安眠方法が流れてくる。全然つながりの無い人たちが、私のタイムライン上で、シンクロニシティ的に。

 本を一冊持って、ベッドにあがりました。
 コミックも小説も、何も読む気力が無かったので、昔読んで大好きだった、気軽に読めて楽しいリプレイを一冊。


アリアンロッド・リプレイ・ルージュノエルと薔薇の小箱著:菊池たけし、F.E.A.R.:楽天ブックス

 おやすみなさい。
2011.03.11

3.11地震からの記録#1

 ※3/16に記憶を辿って書いています。

 記憶が薄れる前に書き残しておくべきだろうと思いました。

 文京区の某出版社で、事務担当の派遣社員として働いています。
 実家は仙台市青葉区。
 親戚が釜石市に居ます。

 14時46分。職場に居ました。今日はあんまり忙しくないな、おやつに何を食べようかなぁ、などと考え始めた頃でした。
 金曜日にしては珍しく、いつもは外に出ていることの多い社員(営業)も多くが在席。

 突然の揺れ。「大きいな」「長いですね」大きさと長さに緊張が漲るも、パニックを起こしたり騒然とするといった雰囲気では無し。
 棚の上のポスター筒が落ちる。とりあえず見回してみて、観葉植物の植木鉢が危なそうだったので抱きかかえて床に下ろす。
 社員のひとりが揺れている最中から家族にTELしている。勤務時間中に何をやってんだと思ったけれど、結果的にこの人は素早く連絡が取れたわけで、うまい行動を取ったなと。

 警備員の社内アナウンスが入る。エレベーターが止まったとの報。閉じ込められた人は居ない。

 社員が応接室にあるテレビをつける。同時にYahooでも情報を見て、東北地方、それも宮城で最も大きかったと知り、血の気が引く。
 14時54分、携帯電話で母親に「地震どうよ?」と一言だけの安否確認メール。うちの母には珍しく、30秒も経ずに「大丈夫だ」と一言だけの返信。
 これが有ると無いとでは、以後の自分の精神状態が大きく違ったと思う……本当に珍しく、すぐに返事をくれた母に感謝。

 社内の本棚(新刊見本の棚)から崩れそうな本を退避。鍵のかかる棚を施錠。
 これ以後、余震と社内アナウンスの繰り返し。エレベーター停止、一部で若干の崩落があったらしいとの報。ちなみに私の部署は低層棟の古い建物にあるけれど、頑丈。揺るぎ無し。ただ、廊下で崩落したらしい欠片が落ちているのが若干見つかる。

 休暇中だった所属長から電話が入ったらしい。外出している社員の安否を聞いたくらいで、通話終了……らしい。

 前述の通り、メールで実家には直後の安否確認は取れたものの、テレビで報じられるニュース、映像が強烈すぎて、仕事が手につかない。応接でテレビに釘付けとなっている社員多し。便乗して応接でテレビを見て、席に戻って仕事をしようにも落ち着かずにネット(主にTwitter)で情報収集。
 東北担当の営業は書店に電話連絡を試みるも、繋がるはずも無し。
 他、自宅に連絡して、成功する人、繋がらない人、様々。

 東北のことで頭がいっぱいになっていたけれど、都内の交通機関が全麻痺。とのニュースを見て、アパート(埼玉)へ帰れないことに気づく。同時に、出かけている社員が数名、おそらく帰れなくなっている&連絡が取れないことにも。
 気を揉みつつ、出来ることがあるわけでもなく。社員がメールを送る&個人アカウントで相互フォローしている人がDMを送る。
 DMを送った人からは返事有り。外出かと思ったら午後休で、実はすぐ近くの関連施設に居たとのこと。脱力しつつ、安堵。

 17時15分。余震多発で火が使えないため、社食の夜間の部の営業は中止するとの社内アナウンスが入る。そういえば今日は社食で晩御飯を食べて映画に行く予定だった。払い戻ししてくれるかなあ、とぼんやり思う。
 定時が近いけれど、帰れるはずもなく、泊まりを覚悟して他の女の子ふたりとコンビニへ買い出しに。すでに同様に買い出しに来ている人が多く居ると踏んで、最寄より一区画先のコンビニへ。
 それでもだいぶ客でいっぱいだけれど、お弁当もパンもまだ少しは(5種類未満)選べる状態。なぜか甘いパンが先に無くなっていたのが面白かった。みんな緊張&疲労で、甘いものに先に目が行ったんだろうな、と思う。
 パン、おにぎり、カップヌードル。お茶と野菜ジュース。それと非常食にカロリーメイト二箱、ミルキー一袋を購入してコンビニを出る。
 通りは徒歩で帰宅する人でいっぱい。みんなどこまで行くつもりなんだろう、と他人事ながら不安になる。池袋まで行ってもJR動いてないよ? 終日動かないよ……?

 買い出しから戻ると、徒歩圏内の社員数名が既に帰宅。ちょっと羨ましい。

 戻る途中、社内ロビーの公衆電話に長蛇の列。そうか公衆電話なら通じやすいんだ、と気づく。
 18時半過ぎ、申し訳なく思いつつ、TELを試みる。仙台の実家、両親の携帯は当然つながらない。ただし混雑アナウンスじゃなくて、なぜか通話中の音。
 アパートの状況も気になっていたので、大家さんにTELするも不在。不動産屋にTELして、被害は特に無さそう、との話を貰う。

 19時20分。連絡のついていなかった社員がひとり帰社。混沌の中、渋谷から歩いて戻ってきたという。お疲れ様です。岩手に親戚が居る人なので、疲れと不安が大きそう。
 これで連絡の取れていない営業はひとりになったけれど、同行している他部署の人間から無事を知らせる連絡があった、とのこと。よかったよかった。

 社内には帰宅困難者多数。「毛布を配布します」とのアナウンスが流れ、即座に取りに行く。専務が配布の指揮を取ってた……ちょっと感動。
 毛布、女子の人数ぶんゲット。並んだ全員には行き渡らなかった模様。

 社員が応接のテレビを部署に運んでいた。それを見ながらご飯を食べたり、Twitterで情報収集したり。別のフロアに行ってみると、やはり帰れずに居る人が多数。派遣の女子が結構居る。社員の方が、近くに住んでいる率が高いからだろう。
 社員も数人残っていて、お祝い事で貰っていたらしいシャンパンをあけて、コンビニで買ってきたつまみで、宴会モードに突入していた。緊張したままより、ずっと正しい判断。

 自分のフロアに戻ると、帰れずに居る人を引き連れて、隣の部署の部長がご飯&飲みに出ていくとのこと。私はコンビニで買ったものを食べた直後だったので行かず。
 多分、けっこう楽しい雰囲気で談笑することになるだろうと予想がついたので、この時点でそれにノリを合わせるのは辛かろう、という読みもあり。私以外の女子二人は出かけた。

 この間に、定時直後にタクシーで帰ると言って出ていった人が、3時間後に戻ってくる。タクシー拾えず、バスに並ぶも3時間待って乗れず、引き返してきたらしい……。
 近く(というほど近くもないけれど)の人なので、タクシー一緒に乗っていく? と聞かれたけれど、断って正解だった。すいません自分勝手で。

 食事に出た組が戻ってくる。ビールを飲んで、良い気分になっている。苛々して思わず、直前に入った最悪のニュース(若林区の件)をぶつけてしまった。ごめんなさい。

 時間が経つにつれて、都内の交通網が、じわじわと回復。それに伴って、少しずつ社内から人が減る。しかしJR使いの女子ふたりは絶望的。
 11時過ぎになって、西武池袋線が開通&有楽町線が折り返し運転中ということで、帰宅可能な状態に。しかし大混雑だろうなあと動くのを躊躇っていたら、練馬乗り換えの社員が帰ると言い出したので、便乗することに。配布の毛布を別フロアの女子に渡した後、思い切って会社を出る。

 有楽町線はガラガラに近い状態。
 西武池袋線はラッシュアワー並みの混雑ながら、耐えられないほどのものではなく。携帯でTwitter見ながら帰りました。

 0時過ぎ、アパートに辿り着く。予想していたけれど、大家さんは帰っていない模様。
 覚悟しつつ部屋に入ったら、倒れた家具も無く、わりと無事。本棚の上に置いていたものと、ベッド&ベッド横に積んでいた本が崩れ落ちていたくらい。
 唯一惨事と呼べるのは、寝癖直しウォーターが落ちて床が水浸しになったらしく、そこに落ちた本が濡れ&香料が染み込んで、廃棄するしか無かった、くらい。



 夜中過ぎていたけれど、気を落ち着ける意味でも、お風呂に入る。
 その後、片付けしつつTwitterとテレビを眺め続けて、夜が明ける。

 続きは3月12日付で書きます。

 最後に、リプライ込み、一部割愛で、当日のツイート。
 時間はなぜか大幅にずれているので載せません。

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とりあえず職場にいる。歩いて帰れる気がしないし。実家には最初の揺れ直後にメール送って、一言で無事をしらせる返事が来ているけど、それでも不安。連絡ぜんぜん取れない人は不安極まりないだろうなあ
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@KILIKnkhr タクシーの誘いはあったんだけど、車を捕まえてー都内を縦断してー埼玉までーというルートを考えると、まともに辿り着ける気がしなかった&金が続く気がしなかったうー
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職場でコンビニめし食べてテレビとネットのニュースずっと見てる。毛布の配布もあったよー。ありがたや
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@cororon 仙台市内の火事の第一報が痛かったわ。心臓がきゅってなるのなー。とりあえず会社で夜明かしの気配ですよ
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帰りルート開通したので帰路。職場で夜明かしもやってみたかったけど、楽しめる心境じゃない&当事者に近い私が居ると周りが若干気詰まりだろうなあと
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だって酒盛りしてんだぜ販売部!……まあ正しいよね。かたちだけ深刻な顔してニュースにかじりつくより、ずっと。
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たらいま。本棚は無事だった。積んでる本は素敵に飛び散ってたけど、入れてた本はほぼ無事。きちきちに詰め込んでいたおかげかー。あとは冷蔵庫がちょっと動いていてびっくりしました。びっくりしました
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@cororon @KILIKnkhr ありがとー。無事に帰り着きましたよ。西武線は終電間近くらいの混雑っぷりでした
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ちょろっと覗いたコンビニはパン、おにぎり、おべんとう類がほぼ全滅でした。そして電波受信してるっぽい人が居て、警備員呼ばれてた……カオス。
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とりあえずお風呂に入って落ち着いてから片付けだ
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@KILIKnkhr 積んでた本と、クローゼットの天袋に詰め込んでた本が見事に崩れてたよう。後者は100均の収納袋に入れてたから、そのままどさどさと落ちてて助かったけど、最初はクローゼットがあかなくてどっきりでした
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@KILIKnkhr そうだねえ。部屋に居たら大分怖い思いをしたんじゃないかなーとおもう。頑丈極まりない建物の中に居られたのはラッキーだった
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わうん。ねぐせなおしうぉーたーが落っこちて中身が漏れて本が数冊お亡くなりに……
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進撃の巨人さんが下敷きになってくれたおかげで、未読のレンテンローズが救われました。ありがとう巨人……さようなら巨人……
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@cororon 濡れただけならともかく、においがしみついちゃってもう破棄するしかない状態……くやちいですぅ
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今日は地震速報の中の人が出てきたとき、なにかが滾った
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夕方の買い出しで仕入れた飴、置いて来ちゃった。非常食その2が……
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っていうか、よく見たら本棚めっちゃ動いてた。耐震器具がいい仕事してたっぽい……
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もうひとつ気づいた。サラダ油のボトルが流し台に落ちて全部流れ出てルー!環境汚染ごめんなさいごめんなさい……でも流しの中に落ちてて良かった……
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いつまで揺れるのどこまで揺れるのっていうね
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っていうかどの地域の緊急地震速報でもきっちり揺れる
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そうだ。服、着よう。ふつうに風呂上がってパジャマ着てた
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2011.03.08

親、上京中

 両親がなぜか突然、東京観光に来ました。
 品川にホテルを取って、ご飯食べよう。と言われたけれど、平日夜なのでめんどくさい。と断ったら、池袋まで出てきた……親不孝すぎてスイマセン。



 馬刺し。ヒレ・赤身・たてがみ。

 ・如月桃花

 前にも何度か行ったお店。その時は明太子入りの卵焼きがとても美味しかったんですが、今回、メニューから無くなっていて残念。
 でも、売りの馬刺しは健在。

 常連の人が多い雰囲気&男性客が多いので、ちょっと使いにくいかもしれませぬ。メニューはお酒も料理も豊富だけど、リーズナブルというわけでもなく、でも別に高くもない。
 二階の雰囲気は落ち着けて良かったです。

 でも、あの卵焼きが無くなったら、あまり行こうという気は起こらないなあ……。馬刺しは美味しいけど高いし。うーん。
Posted at 23:59 | 食べ物関連 | COM(0) | TB(0) |
2011.03.07

楽しいミステリは楽しい

 お品書き:「麒麟の翼」「七回死んだ男」「花合せ 濱次お役者双六」

 ミステリーを三品。それぞれお味はバラバラ。でも美味し。


麒麟の翼:楽天ブックス
 加賀恭一郎シリーズ、最新刊。「最高傑作」と謳っちゃったのはどうなんだろう。読み手のハードルが上がってしまうと思うんですが。
 東野圭吾って、父と息子をテーマあるいはモチーフとして取り上げることが多いような気がするけれど、加賀シリーズが特化しているからそう感じるだけなのかな。でも時生とかもそうだったな。年代的に最もリアルに、あるいは逆に憧れを持って綴れるものなのかもしれませんが。しかも安定して泣けるんだよな。重松清もだけど、ずるいよなあ(褒め言葉)。
 ところで今回、松宮刑事がいい味を出していて楽しかった。おひとよしなのにちゃんと有能な、フォローに回れるバディとして機能していて、読んでいて和むとともに頼もしく。時に加賀に対してプレッシャーをかけるあたりで、加賀無双にバランスを取っていたんじゃないかと。看護師さんは無理矢理出したヒロインぽくてちょっとアレだったけど。……ドラマ化への布石かなって。ねえ。


七回死んだ男:楽天ブックス
 これは面白かった。文句無し。
 ミステリなのになぜかループもの、ってのがまず面白くて、ゲーム脳を素敵に掴まれました。「やりなおし」が効く世界&その扱いに慣れている、ということで、主人公もわりと呑気なのが、気楽に読める一因。
 ループからの脱出と、最後の最後に隠された仕掛けには、大きなカタルシスがありました。ちょっとだけ「Ever17」を思い出したり。いや仕掛けそのものは全然違いますが。読み終えてから仕掛けの面白さにニヤニヤ出来るミステリって、そうは無いよなあ。


花合せ 濱次お役者双六
 さらりと読める、気楽な時代小説。主人公が女形というスパイスつき。花合せというものについて、ちょうど先日テレビ(「美の壺」ですよ)を見て知っていたので、その意味でも興味深く読めました。設定と小道具のわりに、人物の言動や所作の描写には「江戸」という雰囲気が少なめで残念だったけど、気軽な時代ミステリとして普通に読めました。たまに無性に時代小説が読みたくなるんだよね。
Posted at 23:59 | 読書メモ | COM(0) | TB(0) |
2011.03.06

追いつき追い越され

 お品書き:「超人学園(3)」「どうぶつの国(4)」「先生に、あげる。(1)」

 新刊が出てしまうー追い越されてしまうー。などとじたばた。


超人学園(3):楽天ブックス
 表紙のエサもといサエさんのきょにうっぷりにびっくり。っていうか本編でもきょにう属性が強調されていて、思わず笑ってしまった。そしてひんにうコンプレックスなオスカが可愛くて二度おいしいという。しかしサエ編はやっぱり長すぎだな。4巻に引っ張っちゃうのな。
 それはそれとして、週マガ出張版の収録は嬉しゅうございました。短編の切れ味のが良いんじゃないかしら。


どうぶつの国(4):楽天ブックス
 ネタ部分が楽しくてはっちゃけていても、すぐ後に辛いことが起こるフラグとしか見えないのは、ちょっと読んでいてしんどいなあ。ガッシュでは感じなかったのに、何だろうこの違い。世界観が全然違うって言えば終わるんですが、そもそも、ちょっとノリと世界が乖離してしまっているんじゃないかしら。
 とか言いつつ普通に面白いわけですが。人間が三人も出て、どうなるんだろうとも思いつつ。


先生に、あげる。(1):楽天ブックス
 なかよし掲載作品なのに、随分と挑発的なタイトル。
 しかし中身はさほど過激ということはなく、表紙絵の印象どおり、内向的なヒロインが可愛らしくもじれったい感じの恋愛ものでありました。いじめ要素が若干暗い影を落としているのが、読んでいてしんどいけれど、トータルでは切ない可愛い雰囲気。少女マンガだなあ。
2011.03.05

タイトルと冊数

 お品書き:「ガキの頃から」「BLOOD ALONE(1)~(7)」

 2タイトルだけど、8冊。ですよ。


ガキの頃から:楽天ブックス
 一色まこと短編集。表題の「ガキの頃から」は個々の繋がりは無いシリーズ連作で、ノスタルジックな昭和の雰囲気と、幼馴染や姉弟という長い時間をともに過ごす同士の友情や恋愛のエピソードを絡ませて、どれも味わい深く読み応え有り。ことに最初の「将ちゃん」の掴みが最強すぎる。いいなあ、男の子同士の友情。いいなあ。なんだか自分的原点に還ってしまいましたわ。


BLOOD ALONE(1):楽天ブックス
 既刊7冊、読破済。吸血鬼の少女と、吸血鬼ハンターの青年の、保護者被保護者以上恋人未満(限りなく近いけれど)なお話。巨悪がいるらしい伏線や、過去の因縁などもあるけれど、基本的には年の差カップルのつかずはなれず状態をニヤニヤして楽しむ感じ。戦闘にも重きは置いていない様子。あまり動きのある画面作りでも無いので。絵柄そのものはとても綺麗で雰囲気があるけれど、使い回し(に見える)も多かったり。元来が同人誌の焼き直しという話ですが。
2011.03.04

おごられめし

 金曜日だとゆったりした気持ちになれるのがよいのです。



 フランス産鴨肉のロースト、ヴィンコットとバルサミコのソース。

 少し早めのホワイトデー。職場の営業氏に連れられて。イタリアンな感じです。感じもなにも、イタリアン。イタリア~ン。

 ・La Porta Felice 音羽店

 面倒くさいからコースにしよー。と、全員でコースにしたら、お好みの前菜・お好みのパスタ・お好みの主菜を選ぶ。という形式だったという。単品の価格と比較すると、だいぶお得なディナーコースでした。美味しかったし、目にも綺麗で、楽しかった。
 お通しに出てきたパンをはじめ、殆どのものが自家製らしいというのも嬉しい美味しい。

 ご馳走様でした。
Posted at 23:59 | 食べ物関連 | COM(0) | TB(0) |
2011.03.03

気持ちだけは

 お品書き:「今夜も宇宙の片隅で」「ズッコケ中年三人組」「ボクシング・デイ」

 児童文学というより、その隣に位置するような。そんな作品郡。


今夜も宇宙の片隅で:楽天ブックス
 なんとなく好きな笹生陽子。休載中の人気漫画をキーアイテムに(というかイベント発動トリガーな感じ)ささいな、あるいはひょんなきっかけで知り合い、親しくなり、また離れていく人々を描いたオムニバス。中では「戦士の休日」が一番の気に入りかも。ほろ苦いけれどユーモラス。ほんの少しだけ感動的。
 ただ、最終的に彼らを「つなぐ」エピソードがあるのかと思っていたら、そんなことは無くて。ちょっともったいない気持ちでした。じゅうぶん綺麗なシメではありましたが。


ズッコケ中年三人組:楽天ブックス
 過去のズッコケシリーズは、リアルタイムでたぶん20冊くらいは読んだ……のかな? 「巻数ものを積み上げて読む」楽しさを味わった記憶が鮮明。
 で、おっかなびっくり読んでみた、中年になった三人組のシリーズ。個人的には、昔から好きだったハカセがそのままのイメージと雰囲気をしっかり持っていて、嬉しかった。と思いつつ他の二人を思うと、確かにまあだらしない大人になっちゃってはいるけれど、あの頃のまま、ちゃんと繋がっている。そして無駄にヒロイックすぎず、かと言って浪漫が消え去ったわけではない、事件の作り方が絶妙。楽しんで読みました。


ボクシング・デイ:楽天ブックス
 児童文学新人賞から出てきた人ということで。レーベルでだいたい予想のつく作風。
 ただ、淡々としていながら、お調子者だった少年がセコイア伐採の運動を起こしていくくだりや、「ことばの教室」での主人公と先生のやりとりなど、静かに沁みる場面が沢山。
 ラストに至って、もう一度ファーストシーンを読み返してみて。あえて直接書かれてはいないけれど、はっきりと伝わるその事柄に、切なく。
Posted at 23:59 | 読書メモ | COM(0) | TB(0) |
2011.03.02

ファフナー四回目

 池袋の上映は終了してしまったけれど、近県ではまだしばらく上映しているだろう。と油断していたら、3月4日で殆どの映画館が終了とか。
 たまたま所用で休みを取らざるを得ない状況となったので、ついでに行って来ました。
 ワーナー・マイカル・シネマズ市川妙典。ちょっとだけ遠征気分。

 ワーナーマイカル系列は初めて行ったのですが、吹き抜け+モニターいっぱいという作りがレトロフューチャーぽくて面白かったです。あとポップコーンのCMの強烈な若本ナレーションに吹いた。

 入場してみて、女性客しか居なくて驚いたりもしましたが。
 その後ぽつぽつと男性客も入って来て、最終的に観客数は約30人、男性一割といった感じ。平日の夕方早めの時間にしては、悪くない……のかな。

 シネマサンシャイン池袋以外で初めて観るファフナーでありましたが、いやー。綺麗だわー。ブレブレと同じく、鮮明さに見惚れておりました。っていうかどんだけ駄目なんだシネマサンシャイン池袋。でもオタクの強い味方だから愛してるよシネマサンシャイン池袋。

 今回は戦闘シーンを堪能しよう、という心積もりで。そして四回目だし、そろそろ冷静に観られるだろう、という心積もりで。
 ……甘かった。冒頭の空を見上げるフェストゥムのところで、もう駄目。ハイ駄目ぇー。
 しかしサントラ聴いた後だと、音楽の後押しが物凄いことが良く分かるというか。この序章部分のBGMは素晴らしすぎる。

 いやしかし戦闘シーン、しっかり堪能しました。そして別種の発見というか深読みがさらに発生してしまったり。TVシリーズ序盤では犬猿の仲だった(後半でもあまり近寄った描写の見られなかった)真矢と咲良の、息の合ったツインドッグの気持ち良さ。カノンと暉のフェンリル起動過程の違いに見る、それぞれの立ち位置と自覚、あるいは覚悟の有無。マークザインとマークニヒトの、各々感情が込められた動きの数々。
 ことにクライマックス、金色の空を背景に対峙する二機のカットは、劇場版でも屈指の名場面であります。

 最後の最後、ニヒトの行動も、しっかりと目に焼き付けました。

 やっぱり大画面はイイ。大画面での戦闘シーン、イイ。
 わたくし古い人間なので、CGによるメカアクションは基本的に好きになれないなーと思っていたのですが、ファフナーについてはさほど気になりませんでした。お金と時間をそれなりにかけられる劇場作品である、ということは大きいとは思いますが、やはり使う人次第、そして手で描かれる部分との齟齬をきっちりと埋められる演出が為されれば、ということか。

 それにしてもやばい。ファフナー何度観ても楽しい。何度でも観られる。そろそろBD待ちに移行すべき時期なのに、また遠征してしまいそうで怖い。
 興行収入一億は……どうなのかなあ……。
 映画で綺麗に終わっているので、続編は蛇足になりはしないかとの危惧はありますが、それを言うならTVシリーズだって苦さを残しつつ綺麗に終わっていたわけで。
 期待と不安のせめぎあいです。何よりもまず冲方丁が脚本を書かない限り「ファフナー」にならないだろうな。でも小説が忙しくてそこまで時間は割けないだろうな。と思いますし。

 個人的には、数百年の後、人間の形態を取り人間の文化を借りて暮らすフェストゥム(当然、見た目は少年少女)が、命と痛みを与えてくれた「かみさま」がかつて存在したことを知って悩むとか。そこまで世代を飛ばしちゃってもいいんじゃないかしら、という。
 妄想とたたかう毎日です。
2011.03.01

今月も

 お品書き:「エンマ(8)」「射雕英雄伝EAGLET(5)」「ICHI(5)」

 だらだらと続巻とか。と思ったら、途中でなんか語ってますけど、あんまり気にしないで下さい。


エンマ(8):楽天ブックス
 完結。サブキャラ全員にきちんと行き場を与えて、各話ごとのキャラにもそれぞれ一コマずつだけれど救済を与えてくれて、痛い話、きつい話の多い作品でしたが、通して読んだ場合の読後感はとても良いものに。
 伏線をめぐらせ、ミスリードも仕込んでのエンマ=紙人形の真実も、腑に落ちるものでした。そして、最後の最後に、雑誌掲載時には無かった、あの人への救いさえ。……嬉しいなあ。ありがとう。


射雕英雄伝EAGLET(5):楽天ブックス
 こちらも完結。きっちり纏め上げていますが、原作が有名すぎただけに、苦労したんだろうなあという印象ばかりが残ったり。もっとキャラクターの遊びや、盛り上がっていく様子が見たかった。
 しかし最終巻に至って、主人公二人の共闘シーンがあるというのは、なかなかに燃え。大団円も良か良か。ともあれ、おつかれさまでした。次作、待ってます。出来ればオリジナルで。

 そうそう、作者のブログに描き足しの工程が掲載されていて、興味深かったり(:白井三二朗の「白黒つけてやるッ」)。
 前日記事での髪の毛の描き方も面白かった。筆ペンのタッチが美しい。しかしアナログ絵の技術って、どうなっちゃうんだろうね。この先。デジタル絵について私は全然知らんのですが、いわゆるペンタッチとか、完全に再現出来るものなのかしらん? 空のトーン削ったりなんて、やらない漫画家も増えていそうだけど、判子絵というか判子空にならんのかな?


ICHI(5):楽天ブックス
 こちらはメディアミックスの名残りのはずなのに、なぜか順調に(?)巻を重ね話を広げて、終わる気配なんて見せず。ていうかタイトルが「ICHI」なのに、市が全然出てないよ! いいのか? いいけど。
 どんな作品に出ても美味しいところを持っていくことと、最近の幕末ものにおける出現率の高さに食傷気味な斎藤一でありますが、今作においてのキャラの解釈とデザインは、なかなか面白うございました。能天気な十馬さんとのずれた掛け合い、緊張感のある会話も楽し。
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