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2010.08.29

読んだら楽しくなりたいなぁ

 お品書き:「絶叫委員会」「インディゴの夜」「虐殺器官」

 ま、いろいろと。小説以外を最初に置くのはわりとレアだな。自分で思う。


絶叫委員会:楽天ブックス
 いやあ、こりゃ面白いわ。基本はあるあるネタの羅列なエッセイなんだけど、きっちりアンテナを立てて、如何にしてツボを見い出すか。感性がキモなんだなあという。
 個人的には「直球勝負」の項が印象に残った。くすくす笑いながら読んでいたら、いきなり与謝野晶子ですよ。君死にたまふことなかれ、ですよ。取り上げ方の微妙な危険性といい、ここが私のツボ。うん。


インディゴの夜:楽天ブックス
 昼ドラになってたのか。全然知らずに、加藤実秋という名前をどこかで見て興味を持って、代表作っぽいのを読んでみようかな。と。
 渋谷を舞台とし、ちょっと異色なホストクラブの経営者&ホスト達が、事件に巻き込まれ、あるいは発端となり、それを探偵ノリで解決する短編集。事件そのものはわりと重いのに、全体にさらり軽快なノリ。
 語り手であるヒロインの晶の、見栄を張らない肩の凝らない性格が、読んでいてやけに気持ち良い。三十代半ばという年齢設定も絶妙。これはよいシリーズものに出逢えたわぁ。


虐殺器官:楽天ブックス
 話題の本でも読んでみるか、という。あまり予備知識は無しに。
 冒頭のショッキングさに比べ、序盤から中盤は内省的な文章が続くこともあって、なかなか呑み込みにくかった。なんというか、こういう表現が合っているのか分からないけれど、J文学的というか。なぜか読んでいて「シューマンの指」を思い出したりして。
 最後のページまで読んで、なんだか腑に落ちずにネットのレビューをうろつき、ここを発見してやっと納得。
 :伊藤計劃『虐殺器官』の“大嘘”について(※ネタバレ有り注意)
 これを知って、やられたなぁと思いました。結局は語り手である主人公の韜晦っぷりが気に食わなかったんだよね、という。それも含めて、作者の思惑に乗せられてしまっていたのか。脱帽であります。
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