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2010.09.14

終わり良くなくても

 お品書き:「ヨコハマ買い出し紀行(10)新装版」「女たちよ(1)」「君がウソをついた(3)」

 何にせよ完結するのはよいこと。終わらない物語なんて、はた迷惑なだけだから。


ヨコハマ買い出し紀行(10)新装版:楽天ブックス
 新装版、完結。最終巻になって、時の流れが速くなった。子どもは大人に。大人は……直截に見せることはしないけれども。
 最後まで雰囲気は変わることなく、世界についてはっきりと説明されたり、大きく変動することもなく(緩やかな滅びを示唆する小さな変化は沢山あったけれど)、穏やかに過ぎていった時間なのでした。それは、読み手にとっても同じく。
 最後の掌編「峠」が気に入りです。凪のなか、風に乗る。そんなイメージで。


女たちよ(1):楽天ブックス
すごいタイトルで、すごい表紙。正直、あまり見栄えのする絵ではないけれど、この作品にこの絵だからこそひきたつという個性なのに。
 基本的に無表情ながら感情の激しい女性を主人公とした、オムニバス短編集。話のつながりは無し。さまざまな極限状況、狂気との境界線上にいる女性を描いて、時に恐ろしく、時に物悲しく。しかし食傷することはないのが凄い。読みごたえのある一冊でした。


君がウソをついた(3):楽天ブックス
 あれ。なんだか、へっそりと終わってしまった。もっともっと盛り上がって、サスペンスフルな展開になるかと思ったのに。
 ちょっと竜頭蛇尾というか、もったいない気がする。ウソが見えるという設定そのものはありきたりながら、要所での見せ方が凄く上手くて、引き込まれて読んでいました。2巻のラストまでは、本当に面白かった。少々残念であります。
 またサスペンスっぽい作品を描いてくれないかしらん。
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