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2010.09.19

「3×3EYES」全巻一気読み


3×3EYES(24)特装版:楽天ブックス
 この連休中の自分ミッションとして、3×3EYESの全巻読破を課しておりました。
 文庫新装版、全24巻であります。最終巻の特装版はなぜかプレミアがついてるらしいです。ミニ画集つきということに加えて、新作番外編が収録されているため、最終巻だけ購入する人がそれなりに居たんでしょうね。きっと。

 3×3EYESという作品。むかしむかし初期の頃には読んでいたのですが、第二部の終盤がとにかく印象深く、その反動で、第三部が普通に展開し始めた時、どうにも熱を保てなかった……と記憶しております。そこで読むのを中断。いつか完結したら、まとめ読みをしよう、と。

 読み返してみて、やはり第二部のクライマックスは凄い。素晴らしい。思い出補正込みとは思いますが、これ以上に燃えて、かつ切ないシチュエーションは、なかなかお目にかかれるものじゃないのでは。まあ後々、いろいろとぶち壊しになるわけですが、それはそれとして……。
 それと、ハーン関連。リバース・ハーンは、サブキャラのエピソードとしてさらっと流すにはだいぶ惜しいものでした。終盤のハーンの扱いの酷さには思わず笑ったけど、納まるべきところに納まった、と言っていいのかな。いいんだよな。とにかく行き当たりばったりに扱われすぎではありましたが。
 作者の中での様々な葛藤に、最もダイレクトに巻き込まれたキャラだったんじゃないかしら。と、巻末のインタビューを読んで、思いました。最初はさくっと生き返る予定だったとか、えええー……という感じであります。二重の意味で。
 第三部から第四部は、ハーンが居なかったらだいぶ読むのが辛かっただろうなあ。中だるみ感の凄まじさに、めげそうになりましたもの。
 ことにアンダカ編は酷かった。だらだらとながながと亜空間世界の事情をやっていて、当初の目的って何だっけと忘れてしまいそうになる。と思ってたら、あとがきページで、このあたり長すぎた、と作者自ら言及していて、思わず笑ってしまったり。

 しかし最終局面の盛り上がりは素晴らしかったです。ここまでの伏線をきちんと拾い上げ、サブキャラや退場したキャラにも目を配ることを忘れず、なおかつサプライズもある。
 ことに八雲が不死でなくなってからの展開は、「燃え」とはこういうものさ。という、お手本のような場面、台詞、シチュエーションがてんこもり、それでいて陳腐さは無くて、むしろその真摯さに心打たれるという。
 最後の八雲の選択、エピローグに至って、長旅を終えた感動と感傷は、怒涛のよう。

 これだけの長期連載、中だるみや私的公的な諸事情も抱え込みながら、最後にきっちりテンションを上げて、文字通りに燃え尽きてみせた作者と作品の熱には、頭が下がります。
 面白かった。ありがとう。

 ところで新規に描かれた番外編。シリーズ外伝としてなら、定期的に読み切りを描いて描けないこともないじゃない? と思ったり。
 しかしなんでヒロインにこういうタイプを持ってきたのかなあ。まあこれまでの本編には居ないタイプであることは確かですが、読者の共感を1ミリも誘えないぞ。
 あ、綾小路家の一日はたいへんたのしかったです。ハーン贔屓の俺様へのご褒美だな! とか思いながら読みました。
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この記事へのコメント
懐かしいなぁ・・・

どこで挫折したか覚えていないけど。
面白いなら漫画喫茶かなんかで
一気読みしようかな。
Posted by チャチャリン at 2010.09.22 23:17 | 編集
通常のコミックスだと全40巻。けっこうな長さ。
そして中盤はとにかくダラダラで辛いので、覚悟が必要かと!

ただ、ラストはほんと綺麗に終わっていて、気分良いですよー。
やはり「燃え」というのは、そこまでに積み重ねられたものがあってこそ、としみじみ。堪能できます。
Posted by ちき at 2010.09.22 23:39 | 編集
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