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2010.10.07

積読くずし

 お品書き:「退出ゲーム」「甘栗と戦車とシロノワール」「ジークフリートの剣」

 ミステリだなあ。
 積読崩しが2冊、新刊が1冊。


退出ゲーム:楽天ブックス
 積んでる間に、気がつけば文庫版が出ていた。続きが2冊も出てた。というわけで観念して読みました。
 なんで積んでいたかって、もったいなくて。初野晴の作品は基本的に読めば気に入るのは分かっている上、この本は世間での評判も良かったし、もう鉄板中の鉄板でしょう、という。しかし一年以上積むのはどうかと思うよ自分。
 実際、面白かった。とてもとても。奇妙な三角関係、弱小吹奏楽部、優しかったり切なかったりする日常の謎。登場人物の愛敬もさることながら、お話自体が面白い。そういえば初野晴の短編は初めて読んだけれど、きりり美味ですの。表題作「退出ゲーム」は、読んでいて感心&感動してしまう物語の仕掛けに、もう満腹。「クロスキューブ」は真っ白なルービックキューブというアイテムの時点でもう楽しくて、ラストにじんわり。この二編が特に気に入り。
 続編「初恋ソムリエ」「空想オルガン」ともに購入済であります。楽しみに読むです。


甘栗と戦車とシロノワール:楽天ブックス
 こちらも積みまくり。前作「甘栗と金貨とエルム」も素敵な本でありましたが、期待に違わず、今回もまた特等席に仕舞っておきたい一冊に。
 高校生探偵・甘栗晃、再び。今回は高校生らしく(?)依頼人は同級生。しかし微妙にハードさを増しているのは何故だろう。とは言っても、全体の優しい雰囲気はそのままですが。一人称代名詞が「私」なのは違和感だけど、それゆえに生まれる柔らかい雰囲気が、逆に効果的。
 人探しからどんどん転がっていく物語。終盤のどんでん返し、人の心というものの裏と表。そのあたりの苦味は、涼子シリーズと近しいものがあるなあ、と。大好きです。
 そしてシロノワールが本気で美味しそう。コメダ珈琲、首都圏にもけっこうあるんだな。いつか行ってみよう。
 :シロノワール(コメダ珈琲店/おすすめメニュー)


ジークフリートの剣:楽天ブックス
 深水黎一郎、初であります。芸術モチーフの作品で有名? この作品、途中で突然にいかにも「ボクが探偵役です。」という人物が出てくるのだけれど、別作品でも探偵をつとめているキャラクターだと知って、なるほどなー。と。
 モチーフとなった「ニーベルングの指輪」を作品内に落としこんで、幾重もの構造を作っている。ああ、そうなの……それでこの主人公の男は、こうまで鼻持ちならないんだな。
 ラストは実際、なかなか圧巻ではありました。最後の一行で明らかにされる仕掛け。
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