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2010.12.15

映画「ロビン・フッド」

 映画館で予告を観た時点で、これは良さそう。と思っていましたので。

 もともと、中世ヨーロッパ風の世界観というか、森があって山があって城があって村があって騎士が王が将軍が戦争が、そんな話が好きなわけです。
 つまりはファンタジー脳。
 でもってロビン・フッドそのものも、わりと好きですし。

 :映画「ロビン・フッド」公式サイト

 好きと言っても、過去に観たロビン・フッド映画は記憶にある限り2本(エロール・フリン版とケビン・コスナー版)、題材とした小説をいくつか読んだくらい。あとは、昔々の衛星アニメ劇場のを、ちらっと。
 ロビン・フッドものは、多様な解釈が存在して、面白いなあと思います。ある意味、何でも有り。

 で、今回のリドリー・スコット版はというと、その自由なロビン・フッドものの中でもだいぶ変則的な物語で、いろいろびっくり。
 何しろリチャード獅子心王が冒頭で死んじゃうんだぜ。ラストどうするんだよ!
 悪役の立て方も若干定型とは違っていて、代官の影がだいぶ薄かったり(かわりにフランスによる侵攻という色合いがだいぶ強くなっている)するし、ロビンの設定も渋く、それでいて現代っぽい。現代ナイズしたという意味ではなく、立ち位置の等身大っぽさが。
 しかしロビン・フッドものの魅力の多くを担うのは、マリアンが基本的に守られるばかりの女ではなくて、強いヒロインとして描かれる部分だと思うのですが、この作品のマリアンもまた強い強い。強すぎる。終盤は文字通り戦場に立っちゃうし。
 ちょいとエオウィンを思い出してしまうのでした。

 お約束の仲間キャラについては、リトル・ジョンはだいたいお馴染みの造形、ウィル・スカーレットはだいぶ軽め。タック神父もお約束通りながら良い味。
 サブキャラについては基本を踏襲して、主軸の大きなアレンジを邪魔しない作りにしているのでしょうか。

 個人的には、とにかくファンタジー脳なので、中世な風景を見ているだけで楽しゅうございました。独自解釈が強いと言っても、そこはやはりロビン・フッド、ある程度安心して観られるあたり、落ち着いた気持ちで見られるというか、かなり一般向け。家族で友人で恋人同士で、どんなシチュエーションで観るのもOKな映画だなあと。戦争に伴うある程度の描写はあれど、基本はエログロほぼ無し、だし。
 ただ、物語が収束に向かう段になって、明らかに説明や描写がシークエンス丸ごとカットされてるだろ。と思う要素がいくつかあったのが、残念でした。
 ディレクターズ・カット版を作ってやるからDVDで観なさい。ってことなのかなーと邪推してしまう。映画は映画館で完結していただきたいものなんですがね。
 それと、途中の演説は、ちょっと浮いていたかなぁという。盛り上がるシーンでもありますが。

 エンディングに至ってようやっと気がついたのですが、これは実質、ロビン・フッド伝説の前日譚なんですね。ゆえに、観終わった後に、苦味を残しつつも、なんとなく希望めいた感慨を持てる。

 とりあえず、映像的な見応え含めて、面白うございました。
 大画面で観る攻城戦は、やっぱり、良いものだ。
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