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2011.01.11

今年最初に

 お品書き:「月と詐欺師」「ふがいない僕は空を見た」「死ねばいいのに」

 新年初読みは、コンゲームもの。今年も自分を他人を騙して生きていくのでせうか。


月と詐欺師:楽天ブックス
 昭和初期を舞台とした、復讐劇にしてコンゲーム。
 財閥が云々特高が云々、時代設定に沿った彩りが丁寧に施されて、序盤はなかなか重厚。もっとも、読み進むにつれて、軽快なノリが主となっていくので、分厚い&二段組にもかかわらず、意外にさくさく読める。
 どんでん返しの絵図は、なかなかにお見事でありました。不思議と爽やかなエピローグのおかげで、読後にちゃんと余韻が残り、後味も良かった。


ふがいない僕は空を見た:楽天ブックス
 R-18文学賞、という賞について全然知らず、ただ話題になっていたのを見て面白そうだなあと。読み始めてやっと気がつくR-18の意味。いやあ鈍すぎる自分。
 コスプレ主婦と高校生の情事、という冒頭から度肝を抜かれるけれど、真髄はもっと痛く苦く、甘さなんてどこにも見当たらない。オムニバス形式で各主人公の距離感も良く、ぐいぐいと読ませられる面白い小説でした。しかし読んで疲れた。しみじみと疲れた。


死ねばいいのに
 タイトル出オチのかほりもしつつ、読んでみたら、普通にオムニバス短編集でした。そりゃそうだ。キーワードとなる「死ねばいいのに」という言葉が、なんというか「月にかわってお仕置きよ!」的な意味での決め台詞だったことには、ちょっと驚いた……うん。饒舌で冗長な文章はお手の物。ことに後半はノリノリな感じで、ああ京極だなあ、と。久々の味わいでした。
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