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2011.03.03

気持ちだけは

 お品書き:「今夜も宇宙の片隅で」「ズッコケ中年三人組」「ボクシング・デイ」

 児童文学というより、その隣に位置するような。そんな作品郡。


今夜も宇宙の片隅で:楽天ブックス
 なんとなく好きな笹生陽子。休載中の人気漫画をキーアイテムに(というかイベント発動トリガーな感じ)ささいな、あるいはひょんなきっかけで知り合い、親しくなり、また離れていく人々を描いたオムニバス。中では「戦士の休日」が一番の気に入りかも。ほろ苦いけれどユーモラス。ほんの少しだけ感動的。
 ただ、最終的に彼らを「つなぐ」エピソードがあるのかと思っていたら、そんなことは無くて。ちょっともったいない気持ちでした。じゅうぶん綺麗なシメではありましたが。


ズッコケ中年三人組:楽天ブックス
 過去のズッコケシリーズは、リアルタイムでたぶん20冊くらいは読んだ……のかな? 「巻数ものを積み上げて読む」楽しさを味わった記憶が鮮明。
 で、おっかなびっくり読んでみた、中年になった三人組のシリーズ。個人的には、昔から好きだったハカセがそのままのイメージと雰囲気をしっかり持っていて、嬉しかった。と思いつつ他の二人を思うと、確かにまあだらしない大人になっちゃってはいるけれど、あの頃のまま、ちゃんと繋がっている。そして無駄にヒロイックすぎず、かと言って浪漫が消え去ったわけではない、事件の作り方が絶妙。楽しんで読みました。


ボクシング・デイ:楽天ブックス
 児童文学新人賞から出てきた人ということで。レーベルでだいたい予想のつく作風。
 ただ、淡々としていながら、お調子者だった少年がセコイア伐採の運動を起こしていくくだりや、「ことばの教室」での主人公と先生のやりとりなど、静かに沁みる場面が沢山。
 ラストに至って、もう一度ファーストシーンを読み返してみて。あえて直接書かれてはいないけれど、はっきりと伝わるその事柄に、切なく。
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