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2011.05.07

らくらく

 お品書き:「謎解きはディナーのあとで」「はるがいったら」「境界殺人」

 気楽に読めるものたちで。今は、小説は、気楽がいい。ゲームやマンガは、ずっしりがいい。でも、後味は良くなくちゃイヤ。そんな気持ちになっています。


謎解きはディナーのあとで:楽天ブックス
 本屋大賞を受賞したのは正直あまり納得いかないんだけど(2位か3位あたりにつけて、知名度がちょっと伸びた、程度が理想的だったんじゃないかと)とりあえず読んでみれば、以前に読んだ東川篤哉作品と同じく、ゆるい天然ボケノリ。そこにキャッチーな執事ものが合体ということで、たいへん読みやすく、また楽しかったのであります。
 毒舌執事、いいねえ。堪え性の無いあたりが、さらにいい。お嬢様はあまりお嬢様らしくないけれど、掛け合い漫才をやるにはこれくらいツッコミ体質(でも本質はボケ、という……)でないと。
 受賞で逆に叩かれているのが気の毒。作者がいわゆる「バカミス」の系譜で語られる人であることを知らない、というかバカミスという言葉そのものを知らないような人には、理解され難いだろうなあとは思いますが。加えて、他シリーズに比べてトリックがかなり薄味なため、ミステリファンにも気に入られなかった、と。
 でもねぇ、あまぞんレビューでは★1だらけ、ぶっ叩かれまくりだけど、購入者のみ書ける楽天ブックスのレビューでは、★1が居ないんだよねぇ(ひとり居るけれど内容ではなくショップの対応へのクレーム)。前々からのファンであったり、ちゃんと吟味して購入した人は、不満も少ない。そゆことかしら。


はるがいったら:楽天ブックス
 姉と弟。老犬の介護。モチーフ二種が魅力的でございまして、なんとなく手に。
 これが作者の受賞作ということで、ぎこちない部分、こなれていない部分も多々ありつつ、それを凌駕する登場人物の魅力。メインの二人よりも、ヤンキーな兄の忍とか、隣の部屋の小川くんとか、そのへんのサブキャラが実に良かった。対して女性キャラは姉含め(というか姉が致命的)今ひとつ好きになれなかったけれど、個々のエピソードの引っぱりが強く、退屈せず嫌気もさすことなく読み終えられました。
 もっと犬について突っ込むかと思ったけれど、さほどでも無かったのは、ちょっと残念。話の軸となっていることは確かですが。


境界殺人(新装版):楽天ブックス
 主人公が土地家屋調査士というのがちょっと面白い。でも、発端以外には、この職業ならではという推理や局面があるわけでもなく、ちょっと出オチ感があったりして。
 推理も事件も地味ながら、丁寧に作りこまれている印象。しかし、とってもお手軽に立ち直る引きこもりキャラには、びっくり。こんなんだったら、引きこもるほどでもないんじゃ。あと、オチ……どうしてこうなった。ヒロイン、それなりに魅力的だったのに、好感度が一気に底辺へ。もしかして、本編に対する盛大なる皮肉だったり?
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