--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2011.05.12

読む楽しみ

 お品書き:「六月の輝き」「虚構推理」「幻想郵便局」

 ああ、面白かった。と思った瞬間を書きつけるメモ帳です。ここは。


六月の輝き:楽天ブックス
 乾ルカという作家を、作家として愛するに足る存在だなぁ、と思わせてくれた一冊。
 親友であった少女たちが、一方に不思議な治癒の能力が顕現したことにより、すれ違い、傷つけあってしまうという冒頭では、重苦しくていやな感じの話かと思ったのだけれど。読み進むにつれて、仄かに見えてくる光。そして迎える終章。
 けれど個人的には、第六章「雪と桜」の美しさが圧倒的だと思う。小さな願い、わずかの距離。それが何故、こんなに美しいんだろう。ね。


虚構推理:楽天ブックス
 他に類を見ないミステリ、という声を聞き。
 読み始めたら、妖怪と意思の疎通が出来る少女やら、その妖怪にすら怖れられる忌まわしい過去を持つ青年やら、いったいどこがミステリなんだ。と、問い詰めたい気持ちに。
 しかし、それらの要因が、タイトル通り「虚構の推理」を生み落とす必然性を抱くという仕掛けに繋がるに至って、読んでいて思わずニヤニヤ楽しくなってしまった。少女も青年もいいキャラだし、ぜひともシリーズ化を。
 しかしイラスト。なんで本文で繰り返し「赤と黒」と描かれているのに、表紙では純白のドレスなんですかにゃ。ふしぎふしぎ。


幻想郵便局:楽天ブックス
 ファンタジーノベル大賞が出自の作者による、不思議な郵便局を舞台としたファンタジー。
 すっとぼけたヒロインの味、サブキャラの言動不一致でマイペースな様子など、のんびりと読める。のんびりすぎて、眠気を誘ったのは秘密だけど。しかしクライマックスでの事件が、だいぶドロドロとした男女の愛憎が原因であったり、ヒロインがたびたび不埒な男性に襲われかける場面があったりで、どうも印象が噛み合わなく。いまひとつ、好きになれない物語だった。残念。
この記事へのトラックバックURL
http://habaki.blog4.fc2.com/tb.php/1427-e7b72760
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。