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2011.06.08

ばらばらじゃんる

 お品書き:「タソガレ」「日月めぐる」「詩人たちの旅」

 現代もの。時代小説。ファンタジー。節操が無いのはいつものこと。


タソガレ◆amazon link
 沢村凛の四文字タイトルシリーズ。って何時からシリーズになったんだよ! タイトルがひらがなor片仮名の四文字ということ以外、ストーリーも登場人物もテーマも、なにひとつ共通点は無いのに……ま、いっか。
 相貌失認を扱ったミステリは過去にも読んだことがあるけれど、単に「人の顔を識別出来ない人物」ということに留まらず、それゆえに顔の造作以外の部分から多くの情報を読み取る技能を身につけた、というひと捻りが効いている。ミステリの味つけが為された連作短編集で、通して読むと、穏やかでちょっと無器用な恋人同士の物語としても、実に美味しくいただけます。この作者(というかこのシリーズ)には珍しく、素直に心地良さに浸れる読後感といい、気に入り&おすすめの一冊であります。


日月めぐる◆amazon link
 諸田玲子の時代小説短編集、ふと手に取りたくなるのよね。
 駿州小島藩を舞台とした連作短編集。時代は幕末だけれど、直接動乱を取り扱うことはせず、あくまでも小藩に生きる人々の目線で書いていて、ほんの僅かずつ重なり合う登場人物の描き方といい、とても好みの一冊。
 裏(というほど裏じゃない)テーマの「渦」がまた趣有り。人が生きていくうち、何処かで覗き込む渦。あるいは禍。読み終えて表紙絵を見ると、また感慨深い。
 収録作の中では、微笑ましい『女たらし』が気に入り。お小夜さんがいいキャラすぎる。


詩人(うたびと)たちの旅―デイルマーク王国史〈1〉 ◆amazon link
 久しぶりに読むダイアナ・ウィン・ジョーンズ。これはだいぶ初期の作品、それもシリーズ開幕の一作目ということで、いつものトリッキーさは薄く、とても正統派なエピック・ファンタジーでした。
 南北に分かれて争いあう貴族、反乱の兆し、歌の持つ力。うーむ、王道。
 唯一王道じゃない部分があるとすれば、母親の行動……いや、なんか、びっくりする。こういう展開をどうも苦手に感じてしまうあたり、保守的なんだろうな。わたくし。
 四部作となっていて、すべて読破するとまた印象は変わるらしいので、1巻の記憶が消えぬ間に読んでしまいたいな。と思っております。
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