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2011.06.13

おろそかおろか

 お品書き:「民宿雪国」「花冷え」「聖なる島々へ <デイルマーク王国史2>」

 活字本がなかなか読めない最近。タイバニにハマりすぎですよ自覚してますよええ。


民宿雪国
 こりゃあ、また、奇作。
 短編を連ねて語る形式の、しかし全体に張り巡らされた仕掛けのある長編。
 第一章、一見して静かに始まった物語が、文字通りの殺戮の宴と化し、どんでん返しに至っては唖然呆然でした。一篇一篇、明らかになっていくような、不透明になっていくような、丹生雄武郎という人間の生きた軌跡、秘めた過去。
 グロかったりエグかったりする箇所も多々あるけれど、決して好みじゃない作風だけれど、読んでよかった。面白かった。


花冷え (講談社文庫)
 わりと渋めの時代小説。恋物語が殆どだけれど、無情というより無常感の漂う話が多かったり。しかし情緒はたっぷり。
 男と女の情愛、女と女の友情。時に擦れ違い、時に縁を結ぶ、七つの短編。
 しんみり、しみじみ。梅雨の季節に合いそうな一冊。


聖なる島々へ <デイルマーク王国史2> (創元推理文庫)
 シリーズ2冊目。1冊目に比べて、どうにも重苦しくて読みづらかった。主人公とヒロイン(なのか?)がとにかく性格言動ともに好感の持てない人物なのがネック。ダイアナ・ウィン・ジョーンズの書くティーンエージャーの「あの」感じ、と言ったら分かる人には分かるかと。
 終盤の盛り上がりは凄かったですが、そこに至ってもまだ主人公たちは互いに疑って怪しんでいたりするあたり、なんだかなーという。ファンタジー小説としては充分に面白かったんですが、ひとりくらい感情移入出来る人間を出して欲しかった。あ、弟は少しはマシだったけど。
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