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2011.07.10

めっきり

 お品書き:「サヴァイヴ」「グランプリ」

 活字本を読むペースが落ち落ち。落ちてる。
 いいんだ。今後何年もかけて読めそうなくらい、本はキープしてあるんだから。


サヴァイヴ
 近藤史恵の『サクリファイス』『エデン』に繋がるシリーズの、短編集。主人公のエピソードもあるけれど、メインは、日本に居た頃のチームメイトを語り手としての掘り下げ。
 石尾の若い頃はこんなだったのか……とか、赤城が苦労人すぎる……とか、キャラクター小説として読んで、存分に美味しい美味しい。しかし、近藤史恵の得意とする、読んだ人を傷つける、読んだ人に傷をつける物語と文章が炸裂していて、実に面白かった味わい深かった。シリーズ新作長編、また出るのかな。いつ出るのかな。


グランプリ
 こちらは競輪を描いた、やはり連作短編集。っていうか高千穂遙、気がつけば自転車小説ばっかり書いてる……? ううむ。いいんだけど。
 競輪については全然予備知識が無いので、分かりづらい箇所もあったけれど、基本的には選手のまわりの人間関係や因果や、背負った業について書かれた話が多くて、読みやすく、また感情移入しやすかった。選手達がみな、けっこう年齢が高めで、プロ意識あるいはプロの悲哀めいたものが織り込まれていたのも、読み手が入り込みやすい材料だったかな、と。知らない業界について書かれている本を読むと、知識もちょびっと身について、なんだかお得な気分になりますなー。
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