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2011.08.25

今だから面白い

 時事ネタじゃないけど時事ネタになってしまった、そんな小説もある。


TOKYO BLACKOUT (創元推理文庫)
 東北での震災により、電力需給に不安を抱えたある年の夏、テロリストの襲撃で鉄塔が破壊され、東京に大停電が起こる……って、おいおい。思わず書かれた日付を確認してみたら、単行本の発行日が2008年でした。で、このタイミングで文庫化って、少しは狙っているのかな。やっぱり。
 輪番停電やら、揚水発電の扱いやら、いろいろと分かりすぎるほど分かる事柄がたくさん出てきて、なんというか感覚としては業界ものを読んでいるような気分に。いや全然業界の人じゃないけれど、当事者感覚はアリアリなので。加えて、勉強になる部分もありました。
 停電に至る経緯や、電力会社の人間の奮闘は面白い。しかし事件の背景や犯人の事情がちょっと薄味でもったいないかなーという。あと、実際に輪番停電で右往左往した身としては、もう少し市井の人々の描写が欲しかった。それに加えて、鉄道会社も書かれて然るべきじゃないかしら。なんて、欲張りなんだろうな。そこまで書き込んでいたら、この倍の分量は必要だっただろうし。
 ともあれ、タイトルに偽りなし。東京大停電のくだり、面白うございました。
 これを起こさないために、節電してるんだ。
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