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2011.11.06

就寝本

 寝る前にふんふんと読むと、ほどよくとろとろ眠気を誘ってくれる本。たいていは教養系新書なんですが。そういう本を常時枕元にキープしているここ数年。

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言葉と脳と心 失語症とは何か (講談社現代新書)
 ところがこれ、読んでいたら眠れなくなった。いわゆる脳の機能障害による失語症(フィクション等で便利に使われる失声症ではなく)について、症例を挙げつついくつかの分類を行い、脳のどの部分が蝕まれた時に起こりうるのか、その発生のメカニズムについて解説した本。なのだけれど、言葉が作れず、言葉を解することが出来ず、文章を綴れず、文章を読めず……といった、ウェルニッケ失語の症状について読んでいくうちに、これ、外界と完全に遮断されるのと同じことじゃないか。とか感じて、本気で怖くなってしまったという。
 ボードレールが失語症だったということも、恥ずかしながら初めて知った。失語症の詩人。もうほんと考えたくない。
 伝導失語の章あたりからエピローグまでの流れは、興味深く、面白かった。失語の発症から遡って、心像の発生、突きつめて心の生まれる場所まで、論が進んでいく。著者の他の本もちょっと読んでみたい。
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