--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2011.12.03

たまには

 ごくごくたまには、自伝的私小説などを。

◆amazon link

酔いがさめたら、うちに帰ろう。 (講談社文庫)
 アルコール依存症。頭では分かっていても、どうしてもいわゆる旧式の考えの「アル中」と同一視され、理解の得られない病気。これを読むことで、少しばかり、見えてくることがあるかも。そういう意味での功績はとても大きいんじゃないかな、と。
 飄々とした描写、淡々とした文章。そのなかに時折挟まれる大仰な比喩表現も相俟って、決して名文ではないのだけれど、どこか愛しい。
 闘病記の一種なわけで、そういうものはえてして不幸自慢や不幸でもくじけない自分自慢に見えてしまいがちなところを、一歩どころか五十歩くらい引いた目線で、ユーモアをまじえて書き綴っているため、読みやすく、また却って感情移入しやすい、という。
 ラストのぶった切り感が少々残念だった。映画版の評価はどうなのかな。良いようなら、映画で補完しようかな。物語を、じゃなくて、感情の行き場の補完を。
この記事へのトラックバックURL
http://habaki.blog4.fc2.com/tb.php/1603-c688aa7f
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。