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2012.02.07

ある程度の

 評価を得ている作品を。賞候補作品とか受賞作品とか、そのへんをじわじわと読み進めているわけです最近は。
 やっぱり一定水準以上の面白さは保証されている感。とてもとてもしあわせ。ええ。まあ、ものによって個人的な好みの差はありますが。

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ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
 表紙は実際、素晴らしいと思う。中身はというと、もうそのまま、いわゆる本屋さんもので、いちばん近いのは『金魚屋古書店』シリーズでしょうか。男女逆転して、ミステリ色を強めてみましたよ、といった感じで。
 作者は元々ラノベ作家ということで、読みやすさは折り紙つき、なのに取り上げる書目は激渋で、そのミスマッチがなにやら面白かったり。
 若干人物造形がラノベ風味から脱していないけれど、それは長所短所どちらにも取れることなので。気楽に読めて、楽しめて、よいのではないでしょうか。

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田村はまだか (光文社文庫)
 なにやらレビューではいろいろ言われていますが、これは素直に面白かった。たぶん売り方に問題があったんだろうなあ……感動の!大傑作!とかそういうのとはちょっと違う。だいぶ違う。あと、エンタメよりは、ブンガク寄り。そう覚悟して読むほうが多分いい。
 クラス会の三次会、五人の男女。加えて、スナックのマスター。大遅刻の元クラスメイト、「田村」を待つ時間に、彼らの抱えるあわいが語られる。
 全員が四十代、人生の半ばであり黄昏の入り口であり、けれどまだ、もう少し、「何か」を待てる年代。この年齢を実感できるかどうかで、読み味はだいぶ違ってくるんじゃないかと思います。
 基本的には、スナックでだらだらとお酒を飲みながら、それぞれが勝手に過去に思いを馳せている、それだけの話。が、文字通りのほろよい気分を味わえるというか、そこはかとなく楽しめる苦み。ビター・テイスト。
 ただ、中盤、男女の生々しい関係が少々強調されすぎているきらいはあるかも。ここまでどろっとした描写は、必要だったのかなあ。
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