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2015.09.08

佳境

 過去作品が面白く、現作品も面白く。なかなか難しいこと。


スピリットサークル (5) (ヤングキングコミックス)

 1巻から面白く読んでいましたが、物語が佳境に入り、さらに面白さが加速。どこまで面白くなっていくのか、空恐ろしい……。

 輪廻転生を主題とした物語は、古今東西星の数ほど紡がれており。
 そんな中でどこに力点を置くのか、どのように見せていくのかが課題となるわけですが、この作品の場合は繰り返しの転生が複数の時代、複数の世界に渡っており、各々の物語と世界がそれだけで一個の物語が作れそうなほどに確立されて魅力的であることが、まず一番の特長かと思います。「こんなにきっちり作ってあって勿体ない、単独の作品にできそうなのに」と思うこともしばしば。
 それを贅沢に「スピリットサークル」という作品の傍流として組み込んでしまう。なおかつ、ただのサブエピソード的なものでは終わらず、おそらくどの物語も最終的に必要不可欠な要素として構築されるパーツなのだろうな、と思わせてくれる。
 しかし毎度きっちり現代に戻ってきて、フィードバックもあること、そして最初から提示されている主人公の清々しさ、潔さ、いい子っぷりが、立ち返るべき場所を明確に示してくれて、良い意味での安心感を常に持っていられる。
 作品への、主人公への、信頼。

 この安定感は、『惑星のさみだれ』では感じられなかったものだなぁ。あれはあれで、逆に、不安定さ、不穏さを楽しむという部分がありましたが。
 いずれも同じは、作者の紡ぐ空気に浸りこんで、転がされて、読むことの楽しさを感じられるということ。
 存分に楽しませていただきます。堪能させていただきます。
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