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2008.08.29

乱読気味に


歌う石
 メリングのケルトファンタジー、二冊目。安定して面白い。毎度おなじみパラレルトリップでござ~い、だけれど、パターンと感じさせないのが良いです。ヒロインの年齢が上がり、ミステリアスな冒頭やルーツ探しという旅の目的ともマッチして。恋愛部分は相変わらず結構唐突で、それでいてあっという間に甘々な雰囲気になってしまうのは「ドルイドの歌」と同じだけれど、切なさの演出が腑に落ちるものであったぶん、個人的にはこちらに軍配。ダブルヒロインの関係性もなかなかに意外。
 戦い、魔法、探索、恋愛。ファンタジーのカタルシスがすべて詰まっている。後味の良さがまた、いいんだなあ。


なめこインサマー
 考えてみたら私、吉田戦車のマンガってまともに読んだことが無いです。ファミ通掲載の四コマくらいで。何故だろう何故かしら。手を出す前にものすごくブームになっちゃったから、ヘソを曲げたのだと思いますが。
 で、これはエッセイ集。それこそファミ通時代ルーツなものからごく最近のものまで、新旧とりまぜてごった煮再録な感じで。文体の違いや、温度差、それとカットの絵柄の違い等、資料的に見ても面白い本かもしれないかも。そのぶん、一冊の本としてのまとまりには少々欠けているけれど。母校の生徒会誌に寄稿したエッセイとか、そのシチュエーション込みで読むと、また味わいが違う気がする。


佐藤さん
 表紙が可愛いなー。とてもとても若い作者。この作品は新人賞入選作ですが、中学生の時に書いたものだそうで。その先入観のせいか、登場人物がみな高校生のはずなのに、読んでいてどうも中学生に脳内変換されて困った。いや別に困らないか。
 児童文学のカテゴリだけれど、個人的にはレーベルをつけるとすればヤングアダルトのような気がする。ちょっと真っ直ぐな青春しすぎではありますが。
 そうそう、聖子泣きにはちょっとウケましてよ。世代的に知らないはずなのに作者。


災厄
 読み始めたら止まらない系。冒頭、殺人の場面が連続して辛かったけれど、そこからもうぐいぐいと。引っ張る力がとても強かった。そういう意味では凄く面白かったのだけれど、しかし読んでいてあちこちしんどい。人間の心の汚い部分だけがクローズアップされて、ひたすら追い詰められるヒロイン(しかしこのヒロインも決して感情移入の対象に成り得る存在ではない)と、とにかく精神的に成熟していない登場人物たちに振り回されて、読了後にやたらと疲労感が残った気がする。
 ひとりだけでいいから、普通の理由で、普通にヒロインに味方する人物が欲しかった。


No.6(#1)
 手を出すことを躊躇っていた一冊。なんでって「バッテリー」が後半アレでソンナ感じだったから。あの路線を踏襲しているのだろうな……と。で、いざ読んでみたら、その予想はかなりの部分当たっていて、しかしやっぱり面白い。さすがの筆力。この一巻では、まだまだ物語全体の冒頭という雰囲気なので、期待感も大きく。ただ、繰り返すけれど「バッテリー」の完結には個人的にあまり納得できていないので、期待しすぎず、いっそキャラクター小説と割り切って読むくらいのスタンスで居たいなあと。どうでもいいけど、巻数のナンバリングが#1~という形式なのは伏線ですか。No.6の#6って混乱しませんか。


そして五人がいなくなる
 再読。以前は青い鳥文庫版で読んだっけ。ちょっと丁寧に読んでみまして、確かに面白かったのですが、小学生か中学生の頃に読んでいれば夢中になって面白がることが出来ただろうな、と。どうしてもこう……読み終えて「ああ、これは面白い本だね、うん」と冷静に本を置いてしまう自分が悲しい。個人的な萌えツボとか燃えポイントが見つけられなかったのが敗因かと思われます。ってわたくし負けたんですかそうですか。教授があまりにも絶対者すぎて、ね。ピンと来なかった。
 あ、上越警部はちょっとかわいかったです。

 さすがに本棚が欲しい今日この頃であります。本が増えるたび実家に送ってずっと過ごして来ましたが、手元に置いておきたいものってかなりあるし。連載中のコミックで、新刊が出たら読み返したいものとか。最近やたらと増えました。
 問題は本棚を置く場所が無いことか……。
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