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2008.09.28

読みたい本は数あれど

 追いつかない追いつかない。読みたいと思う本、ふと手に取る本、どれもこれも。


宇宙海兵隊ギガース
 初・今野敏。ここから手を出して良いものか、悩みどころですが。真面目にSF+ロボット物を小説でやっているところが偉いなあと。軌道にとらわれた戦闘、が他ではあまり見ない独自要素でしょうか。SFあんまり詳しくないけど。
 新型投入でパイロットは美少女とか、ライトノベルもしくは美少女アニメなノリですが、文章が淡白で質実剛健(?)な印象ゆえか、あまりうわついた感じがしないのがポイント。美少女キャラが一人ということもあり、むしろシチュエーションとしては「デリラと宇宙野郎たち」なんかを思いだしたりして。ロシア空軍とアメリカ海軍という派閥に分かれた地球連合軍、というのも、キャラクターに味をつけていて、ちょっと楽しい。
 刊行ペースがものすごく遅いようで、そこがネックか。いっそアニメにして独自の決着とか展開を見せて下さいという気持ち。基本的に好きなのです、こういうの。宇宙空間でドッグファイトとか、新型がどうのとか、ニュータイプもといサイバーエスパーとか。


時生
 短編集を一冊読んで、それきり手を出す気がしなかった東野圭吾。ああ、このへんから手をつけていたら、もっと読んでいたのになあと。
 SF(すこし・ふしぎ)要素なお話で、それはそれで楽しかったけれど、若干ご都合と思えてしまったのは、私がこういう要素について(マンガやらラノベやらアニメやらで)擦れた読み手だからか。主軸となるエピソードにしても、物語を引っ張るために必要な緊迫感は盛り込まれているけれど、格別印象に残るものでもなくて。
 しかし「時生」という人物につけられた色彩と、切なさと、ラストの一行ですべてが許せる。気持ち良く置ける本というのは、よいものだなあと。


パラレルワールド・ラブストーリー
 で、調子に乗ってもう一冊読んでみました。
 プロローグ部分の見事さには、してやられたといった気分。しかしその後は、面白い、ぐいぐい引きつけられて読むには読むのだけれど、とにかく主人公に感情移入出来なくて困った。「時生」の主人公もえーかげんダメ男ですが、どこか愛すべき箇所があったのに。多分、ヒロインの魅力が伝わってこなかったのが、ヒロインに執着する主人公への感情移入をも妨げてしまっていたのではないかと。
 いっそ副主人公の親友くんをもっともっと魅力的に書き込んでくれたら、と思ったり。
 ……まだ長編二本しか読んでいないのに何だけど、もしかしたら東野圭吾って、バディもので真価を発揮したりするのかしら。
 とりあえずもう何冊か読んでみますです。


ナナフシの恋
 なんだかものすごく久々にクロケン。密室劇というところに惹かれて。しかし、えーと、その、なんだ……読み終えて、いろいろ力が抜けました。
 でも、絶対に忘れないと思う! この真相!
 なので忘れないために読書メモ残しときますね!(あれ?)


カラスの親指
 帯のアオリと内容の微妙な乖離具合が……しかし私もまんまとその帯につられて、気になっていたわけで。嘘じゃないけど、作品の本質からは外れている。そこがポイント。
 内容自体は面白かったです。いちいち読み手を引っ掛ける描写に若干苛々したけれど、全体としてはフェアで、爽やかな作品構造。喪失者たちが、舐めあうでもなく埋めあうでもなく、けれど互いに影響を及ぼして心を満たす、その過程と感情の動きがとても自然で、読んでいて納得&応援したい気持ちになれたのが何より。
 とか書くと重そうですが、作品そのものは、あくまでも軽妙なコンゲーム。やりとりのおかしさ(ゲラゲラ笑えたりニヤニヤするのではなく、ああ、しょうがないなあという苦笑的な可笑しさ)もあって、さくっと読めて心に残る、良作でした。どんでんがえしも楽しく、作中の暗い影をすべて拭い去って終幕となったのも、嬉しかった。

 ギガースは現在二巻まで。既刊すべて読む予定。
 そういえばNO.6も二巻まで読みましたが、例によってああいうノリが前面に出ていて、撃沈。なんでどうしてここまでこそばゆいの。……続きは流し読みもしくはスルーの予定であります。
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