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2008.10.25

ライトノベルではなくて

 ヤングアダルト、というジャンルが大好物です。あるいはジュヴナイル。後者は最近、ゲームのジャンルとしても定着してきたような気がするのですが(私のやってるゲームが偏ってるだけか)、ヤングアダルトの方がしっくり来る。
 そんなヤングアダルトをレーベル名としている(……んだよね?)YA! ENTERTAINMENTには驚きと感謝を。というか存在自体知らなかった。きっと今の小・中・高校生の本読みさんには愛されているんだろうなあ。


ティーン・パワーをよろしく(1)
 デルトラクエストで有名な(個人的にはローワンシリーズが好きです)エミリー・ロッダの、これは現代もの。特技を持つ(と言っても超人的なものではない)中学生が六人集まって、小遣い稼ぎに便利屋を結成するという、王道だけれどそれゆえに読んでいて安心感、わくわく感もたっぷり。主人公達も、面倒くさがりだったり不平不満だらだら言ったり否定的な思考回路だったりと、あざとすぎない等身大に描かれているのが良い。途中、事件が起こるわけですが、その事件もきちんと伏線の張られた軽いミステリーになっていて、それでいてことはわりとおおごとで、解決時のカタルシスもたっぷり。ああ楽しかった。これからシリーズを読破するのが楽しみ。


妖怪アパートの幽雅な日常(1)
 最近文庫版も出たけれど(これがまた売れてるんだな)あえてこっちで。妖怪たっぷりのアパートに引っ越してきた高校生の、日常生活……って書くとそのままだなあ。タイトルどおり「日常」が舞台となっていて、大きな事件は起こらないものの、時に重い出来事もあったりして、でも基本はゆるやかに過ぎていく。そんな感じの一冊でした。要所を締めた親友君がいい味出してましたが、いい味すぎてそういう意味で不安になってみたりして。いやまあ、ね?

 YA! ENTERTAINMENTは他にもいろいろ読みたいものがありますが、シリーズものがけっこうな巻数出ているので、ひとつに手を出すと長く楽しめるのが良いです。
 文庫になるときは青い鳥ではなく一般向けなので、大人になって買い求める人にもやさしいつくりだな、と。


猫丸先輩の推測
 表紙とあらすじでなんだか気になって読んでみたら、これがもうどうしようってくらい大当たりでした。唐沢なおき氏のイラストもさることながら、とにかくすべてにおいて面白かった楽しかった。もともと日常ミステリー短編集は好物ですが、この本の場合、どのエピソードもまず提示される謎がすこぶる興味を抱かせるもので。だって、最後の話なんて、「クリスマスイブに、全力疾走で視界を駆け抜けていく三人のサンタクロース」。語り口の軽妙さで、魅力は五割増し。猫丸先輩のキャラで、倍率ドンさらに倍。毎回人称や語り手が異なるのも、いろいろな目から見た猫丸先輩を楽しめて、お得感アリアリ。解説にもありますが「猫丸先輩の推理」じゃなく「猫丸先輩の推測」という、このタイトルがまた絶妙。あくまでも推測なんだよ、こういう見方があるんだよ、という、その奥ゆかしさ(猫丸先輩は奥ゆかしいどころの騒ぎじゃないキャラですが)がまた素敵。ああ良いなぁ楽しいなぁ。シリーズが他に何冊か出ているので、噛み締めるようにして読みたいと思います。遅筆な作家さんらしいので、しみじみと、じっくりと、大切に。

 積ん読本が山ほどあるのに、さらに買ったり借りたりしてしまう、この甘美なる罠。
 家に帰るとゲームもやりまくりなのに! ほんとに時間がいくらあっても足りない。
 自分のためにだけ時間を使う悦楽、手離せそうにありません。
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