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2008.10.31

ちまちまと読む読む

 以前に読んで気に入った作家のものを中心に。


夏の王
 メリングのケルトファンタジーシリーズ。まだまだ追いかけ中、だけど、そろそろ既刊が残り少なくなってきて淋しい。
 今回はだいぶダークな印象の導入。まず最初に「身近な存在の死」があり、それにより傷つき悩むヒロインから物語が始まるから、か。それでもとっつきやすさは他の巻と変わらず。むしろ恋のお相手となる人物の造形が新しいパターンで、そっちのほうに惹かれてしまった。マンネリ打破かしら。
 お話そのものは相変わらず、妖精の国のために普通の女の子が助言をもらったり危険な目に遭ったりラブラブしたり味方を得たり機転をきかせたりしながら旅をする、というもので、そっちに新鮮味は無いのだけれど。暗い印象、救いの見えない展開、背中合わせに立ち会う「死」のおかげで、印象はかなり違っていた。
 ことに「彼」の正体と、罪。きっとそうだろうな、と予想はしていたものの、そのことの責任まで負わせちゃうのか……と。
 贖罪はテーマとして大好物です。


末世炎上
 諸田玲子の、これは平安もの。三人の身分の異なる主人公を立て、末世という言葉が身近な昏い時代を舞台にしつらえた、これは……何なのかな。ジャンルとしては、時代背景を取っ払えば、サスペンス? 普通に死霊が出て来ちゃったりするので、ミステリーと呼ぶには憚られるけれど、ラスト近くのどんでん返しには、なかなか爽快感が。
 話がけっこう行ったり来たりしていて、主人公達が顔を合わせるまでが長くて、じりじりしましたが。男二人が出会ってからは、ぐんと展開が速くなって、引っ張られるように読みました。うん、面白かった。
 ひとつだけ気になったのは、ものすごくしっかりと時代考証をしているようなのに(いや私は詳しくないけれど、きっちり調べて書いているだろうということはわかる)ときどきぽんと無頓着な言葉が出ることかしら。平安時代なのに描写に満艦飾は無いでしょう満艦飾は。しかも作中人物の視点に立った感慨だから、なおさら。


花嫁人形
 久々の佐々木丸美。以前読んだ「雪の断章」と同種の、美しい文章、孤児という環境、淡い想いから激しい恋への流れ。
 孤児シリーズと銘打たれていることを、読み終えた後で知った。というか、シリーズ間のつながりが予想以上に強くて、読んでいて少々戸惑ってしまった。当たり前のように他の作品のキャラの名前が出ては、当たり前に流されていくなんて。「雪の断章」の登場人物は覚えていたから、なんとか半分はついていけたけれど。
 一冊の本として、一本の作品としては、これはどうなのかなあ。続き物の感覚に近い。いっそナンバリングして欲しいなあと。
 文章にはうっとり酔って、ハーレクインも真っ青のラブロマンスっぷりには感服して、久々に「本の世界に連れ込まれる」感覚を味わえたので、個人的には満足ではありますけれど。この一冊を単品で人に薦めることが出来ないってのは、明らかにマイナスだと思うのですよ。

 さてさて。
 なんとか一ヶ月、毎日更新することが出来ました。自分メモ状態ではありますが。
 まあ、いいよね。あとで読み返した時に、思いだせるからね。

 それとは別に、反応をくれた幾人かの方、ありがとうでした。やっぱりこう、レスがあるって嬉しいものです。とても。たいへん。すばらしく。
 基本的に構ってもらいたがりだから。
 SでMだからしょうがない。
 磁石じゃないよ!
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