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2009.01.20

流行りに乗ってみたり乗り遅れたり

 己の心のままに、読んでいけばいいと思うわけですよ。
 とか言いつつ、やっぱり気になってしまう世の趨勢。楽しみつつ手を出せるなら、まあそれはそれで。


カソウスキの行方
 幾度か書いている通り、ブンガクというやつは苦手なのですが(教科書に載っている限りは好きだったのにね。授業中に読めるから)、これは何だかさっくり読めました。ユーモアの味つけがしっかりばっちり効いていて、さらさらとした文章、それでいて隠し味のけれんみも見え隠れ。短編が三本収録されており、どの話も主人公が良い意味でちまちました人物像となっていて、自然と肩入れして読んでしまう。
 本そのものも上品で綺麗で薄くて、可愛らしい装丁。手に取って楽しくなれる本。良いな。


アイスクリン強し
 これもまた表紙が可愛くて、装丁の勝利な本。個人的には作者の別シリーズよりも読みやすかった。そして、やっぱりこの作者の小説は私には合わないな、と再確認。登場人物がみな、書割のように感じられてしまう。カラフルに塗られて舞台に配置されていて、けれど裏も無ければ厚みも無いというか。少女マンガならこれくらいの描写と設定で十分だと思いますけれども。
 それと気になったのは、美味しそうなのは表紙と各編タイトルだけ、であること。冠せられたお菓子も、内容とはさほど関わらないし。経口感染症を扱ったエピソードでも平気な顔して「ゼリケーキ儚し」とか言っているのが神経に障ったのは、私が少々過敏すぎるのだろうな、とは思います。


花の下にて春死なむ
 初めて読む北森鴻。連作短編ミステリ、安楽椅子系。これだけで好みのところに、加えて、美味しい創作料理のビアバーとか。雰囲気よし、探偵役を務めるマスターよし、文章は読みやすくて透明感のある、かなり好きなタイプのもの。
 謎への引き込みかたも上手で、電車で一日一本とか読むのに最適でした。ただ、ものによっては謎解きがちょっと強引に感じられたこと、社会的弱者が犠牲になったり辛い目に遭う話が多かったことで、読後感はいまひとつ。でも、総じて気に入り度は高かったので、このシリーズを取っ掛かりに、この作者の他作品にも手を出すつもり。

 久々の読書メモのような気がしていたけれど、きっちり一週間しか間が空いてなかったという。毎日更新していると、どうも感覚がおかしくなります。
 もうちょっとのんびりやろうかしら。
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