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2009.06.13

自分的定番たち

 お品書き:「インシテミル」「天国はまだ遠く」「幻獣遁走曲」

 購入上等、安心信頼、自分的定番な作家の本たち。新規開拓も良いけれど、開拓で知った作家の既刊を読む楽しみ、あるいは苦しみもまた良いものでして。


インシテミル:楽天ブックス
 いやあ、こりゃ面白いわ。クローズドサークル+バトロワ系というか、読み始めたら止まらなくなる性質の本。
 入り込みやすい導入、この手の作品としては珍しい(と思う)全編通してユーモアを忘れない飄々とした雰囲気、それでいて緊張感は半端なく。容赦なく進んでいく事件、もしくは実験。
 最後の最後でのきっちりとした盛り上がり、下克上というか場の趨勢に翻弄される登場人物達。お約束で、うっかり夜に読み始め、気がついたら三時過ぎ、というパターンを踏みましたとも、ええ。しかし文句無し。


天国はまだ遠く:楽天ブックス
 なんとなく、さっくりさっぱりとした短編が読みたくなって、積ん読に手を伸ばし。
 瀬尾まいこ。以前に読んだ時と同じく、落ち着いて清潔で、どこか暖かい文章と誠実な世界のつくりにほっとする。ただ、この本については、基幹となる部分……ヒロインの置かれた環境や逃げ出す動機について、感情移入しやすい素材の筈なのにどうも好きになれず、いまひとつ楽しめなかった。
 田舎暮らしで癒されて、しかしそれゆえにまろうどとしての己を自覚するという、「自分への甘さ」が前面に出てしまっているからかな。ちょっと残念。


幻獣遁走曲:楽天ブックス
 積んであった猫丸先輩を。何故積んでいたかって、読むのが勿体無いからですよ! さくさくと新刊を出してくれたら、こんなあほな焦らしプレイを自分に課さずに済むのにっていう、ファンだからこその愚痴。
 んで、面白かった楽しかった。猫丸先輩が出て喋ってるだけでも既に楽しいあたり(萌えというのとはちょっと違う意味で、純粋に言動を見ていて楽しい)どんだけ好きなんだよ、と自分ツッコミ。人死に無し、悪意無し、ユーモアMAX。どのお話も後味さっぱり。
 読み終えた後、楽しい顔をしてページを閉じることの出来る本というのは、貴重だと思うのよ。

 ■本日のBGM■

 レンの声と奇妙な雰囲気を味わう一曲。

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