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2010.01.04

少し意地悪

 お品書き:「星が原あおまんじゅうの森(1)」「ねこみち」「ワールドエンブリオ(6)」

 針で引っかくような、痛み未満の痛み、傷未満の傷。そういうものを与えてくれるマンガが、大好きです。
 好き嫌いは分かれるだろうけれど、それを「好き」「嫌い」と認識して欲しい。そうして、好いて欲しいし、嫌って欲しい。


星が原あおまんじゅうの森(1):楽天ブックス
 岩岡ヒサエ作品は基本的に、絵柄も手伝って、第一印象ではほのぼの優しげ癒し系に見えてしまう。しかし、ただパステルカラーの世界観で展開されるお話は殆ど無くて、いつもどこかに闇色がひと垂らし、ふた垂らし。
 この作品においては、はっきりと目に見える形で存在する悪意が、読み手の背筋を冷んやりとさせる。昏い想念。いずれ変わっていくのか、それとも。
 ……まあ、並行して、というか基本的には、ほのぼの可愛い精霊の少しだけ物悲しいエピソードが中心なので、その可愛らしさに癒されつつ、恐る恐る怖いものにも目を向ける、という、妙な読み心地の作品になっています。某所で谷山浩子の「まっくら森の歌」が引き合いに出されていましたが、さもありなん。
 しかし、絵が素晴らしいなあ。森が森として存在感を持つ。紙の上に描かれたものなのに。


ねこみち:楽天ブックス
 こちらは猫まんが。さすがに毒は少なく。ゼロと言っても差し支えないかもしれないけれど、純粋にほのぼの癒しと呼ぶには、ちょっとだけ違和感がある……のは、個人的な思い入れも手伝ってのことか。
 ともあれ、猫が可愛いです。おかあさんが可愛いです。ひとりと一匹、その交流を、ひたすら愛でるマンガ。しみじみと猫が飼いたくなるのは、困った効果だ。


ワールドエンブリオ(6):楽天ブックス
 物語は佳境。いや、いつも佳境なのかもしれないけれど、当面のラスボスと見做される人物が表舞台に出てきたので、盛り上がってる感があるわけです。
 前巻から引っ張った吾妻さんの行方、その結末。嘘の結末。タカオの荷物は本当に減ったのか。とか、考えるとなんだかジタバタしてしまうんだ……いやいやこのへんはまだ、二転三転ありそうだけど。
 群像劇の色合いが濃くなってきていて、各キャラクターの出番に偏りが生じてしまっているけれど、それぞれまた固有の見せ場は来るんだろうな。と考えると、楽しみでもあります。とりあえず……刊行ペースがもう少し早くなると、嬉しいんだけどなー。
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