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2010.02.07

推すなり敲くなり

 お品書き:「私が彼を殺した」「親鸞(上)(下)」「暁天の星」

 なにやら妙に文章が長くなっているのは何故なんだぜ?
 もう少しコンパクトに、メモ状態にしたいのに。いや本当に。


私が彼を殺した:楽天ブックス
 とりあえず加賀恭一郎シリーズを全巻読破しておこうと思い。「どちらかが彼女を殺した」と同じく、最後まで犯人を明らかにしないスタイル。しかし文庫版だと安心の袋とじ解説が。実際私も全然分かりませんでしたが、解説を読んだらあらあらまあまあアナタが犯人ね、と即効性。
 以前読んだ「どちらかが~」に比べて、やっぱり小説としてのこなれかたが全然上がっていて、読みやすさもぐんと増していた。三人の容疑者候補の一人称リレーで進んでいく物語が、実にうまく回っている。ことに、容疑者のひとりである兄キャラには、だいぶ感情移入をしてしまった……ので、ますます犯人が誰なのか、気を揉んだりして。
 被害者が同情に値しない人物として描かれているのが(容疑者候補の視点から見ているのだから、当然そうなってしまうのだけれど)読み手のストレスを軽減してくれるのも、親切というか抜かりない。総じて、とても面白かった。

 
親鸞(上):楽天ブックス
親鸞(下):楽天ブックス
 教科書的に読みました。むしろ読まされました。
 たぶん初めて読む五木寛之だったのですが、案外と読みやすいなあというのが第一印象。やけに美少年がいっぱい出るなあというのが第二印象。女性登場人物が基本的に都合良いなあというのが第三印象。
 とりあえず、面白かったです。ことに上巻は、分かりやすくフラグを立てては消化する、エンタメっぽい(というか水戸黄門っぽい)お約束の楽しさがけっこうあったりして。
 下巻に入ると、ちょっと中だるみするような箇所もありましたが、物語の熱はより込められていたので、相殺して可、といった感。
 宗教的に興味や素養の無い者が読むべきものでは無いものなのでしょうね、きっと。うん。


暁天の星:楽天ブックス
 初めて手を出してみたシリーズ。ノベルス、ホワイトハート、さらに通常の文庫という売り方は、ちょいとどうなの。と思いつつ。
 作者の知識を生かした詳細で克明な解剖シーンは、ぐいぐいと惹きつけられる描写力。しかし多分にグロテスクで、食事の前には読めない。という一般人の感性をあえて否定して、解剖の後で普通に食事をとるシーンが幾度も挿入されているのは、この仕事に携わる人には日常茶飯事だからどうってことでもない。と言いたいのかしら。しかし初解剖でもこれで、普通なんです……か……?
 第一話は文句無しに短編法医学ミステリとして読めるものだったのですが、それ以降の連続エピソードは……え、そうなんだ。これ、ミステリじゃなかったんだ。と、終章に至って脱力。
 解かれない謎をオカルトに預けちゃうのは、個人的に苦手です。というか、邪推ですが、これ最初はミステリとして解き明かすつもりがあったんじゃ……? そうとでも思わないと、序盤から中盤の描写の数々が、納得できまないんですが……。
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私が彼を殺した 東野圭吾 | 粋な提案 at 2010.05.27 19:59
この記事へのコメント
先日はありがとうございました。
こちらの記事にもトラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
Posted by 藍色 at 2010.05.27 20:01 | 編集
毎度のTBありがとうございます。
あまり内容の無いエントリで、逆に申し訳ないのですが……
せっかくお申し出いただきましたので、TB打ち返させていただきます~。
Posted by ちき at 2010.05.27 23:20 | 編集
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