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2016.01.05

帰省中に読んだ本

小出しにして記事数を稼ごうという魂胆ですよ。ひどいですね!


昨日の海は
 近藤史恵。男子高校生が主人公の一人称。そりゃ読むしかないでしょ、という。
 前にも書いた気がしますが、近藤史恵の書く男性一人称小説の「女性描写」がすごく好きなんです。主人公のフィルタを通した女性の描かれ方が。
 期待に違わず、どころか期待を大きく超えて、多種多様な女性の描写を見ることが出来ました。堪能しました。っていうか読み終えて振り返ると、女性の登場人物だらけだったなぁ。
 母親、若く活動的な伯母、小さい従姉妹、クラスメイト女子、写真家の女性、過去を遡って出会う祖母の肖像。ああ本当に女性だらけだ。これ意識しての構造なのかな?なんだろうな、きっと。
 それはそれとして、ひとりの少年の成長物語として、しみじみしつつ読みました。面白かった。田舎に生まれ育った者の鬱屈、プライド、そしていずれは離れていくであろう自分をも俯瞰して眺めている様子が、屈折しつつ純朴で、好感の持てる造形でもあり。
 近藤史恵の書く男性一人称小説、好きだなー(何度目か。何度でも言う)。
Posted at 00:00 | 読書メモ | COM(0) | TB(0) |
2016.01.04

帰省中に読んだ本

 帰省中に読んだ本のメモを今さら。


千年ジュリエット (角川文庫)
 読むこと自体が今さら。あるいは今だから?
 単行本で購入して、ずっと積んでいたのです。なぜって、もったいなくて。このシリーズが、この作者が大好きで、けれど執筆ペースはとてもゆっくりなので。一冊一冊がもったいなくて。シリーズ最新作『惑星カロン』が出て久しいですが、そちらの購入を忘れていたというのもあり。なんだ、駄目じゃん!
 あとは、アニメ化前に読み進めておこう、という気持ちもありました。
 いつもの通り、少し苦くて少し甘い、青春の味付けいっぱい、笑える部分有り、ほろりとさせる部分有り。宝物になる短編集。
 連作短編の妙として、前エピソードからの少々の伏線も、お約束ながら楽しい。いつものメンバーは相変わらず魅力的、だけれど、今回はチカの一人称以外の作品が多かったこともあって、より広がりつつ「第三者から見たチカの魅力」も感じられるようになっていて、別の楽しさもあった。
 どのエピソードも楽しかったけれど、毎回のことながら、単行本表題作は泣かせと苦みと仄かな暖かさを持って読ませてくれる一本でした。ミステリとしての仕掛けも、オーソドックスでありながら、なかなか意表を突かれたし。

 ……しかし、アフィリンク貼るのにあまぞんれびゅう見たら、文庫版での加筆修正がけっこう大きいのか!あー。もー。文庫版買わねば。あー。もー。いや嬉しいけれどね二度楽しめるからね!
Posted at 23:59 | 読書メモ | COM(0) | TB(0) |
2015.12.09

映画「ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-」

 突発的に見に行ってきました。

 :「映画 ハイ スピード!-Free! Starting Days-」公式サイト

 情報全然知らなかったしTVシリーズの「Free!」は一期しか見ていないし京アニにはむしろ苦手意識を持っているワタクシなんですけれど、何故に見に行ったかって、RTされてきたこのツイート。



 女子中学生、女子高校生、女子大学生……は分からないけれど、とにかく女子を可愛く美しく格好良く描くアニメなら今までになんぼでもあるし、これからもなんぼでも作られるでしょうけれど、言われてみれば男子中学生を本気出して「描いて」くれるアニメって、なかなかに稀少だよな……と。だったらせっかくだから映画館で見ておきましょうと。

 結論として、見て良かったです。とても良かったです。地面にひれ伏したいです。
 これは至宝。男子中学生燃え萌え青春水泳友情甘酸っぱ映画の至宝。

 最近よく目にする「尊い」という感情表出の言葉がありますよね。あれ、私はあんまりしっくり来ないんですが(この言葉を使う人がえてして連発しまくりで尊いどころじゃなく見えてしまう、というのもあるかも)、この映画を見ている間、思っていました。「ああ、これが、尊いということなんだ……尊い……この映画、尊い……男子中学生のイデア、尊い……」と。

 一例を挙げると、たとえば入学すぐ、教室で会話をしている主人公とクラスメイトが複数画面に居るシーンで、全員ちゃんと制服の着方が違うんです。
 きっちりと喉元まで詰襟。少しだけ襟を開いて。ガバガバのゆるゆる、前を開けて。
 しかし、全員ちゃんと、制服が微妙にでかい。その微妙なでかさも、各人で微妙に違う。って感じです。えっ。って。
 中学一年生の学ランって、だいたいぶかぶかなものじゃないですか。どうせすぐ成長するから、大きめのサイズを仕立てられるものじゃないですか。でも、実はその「大きめ」にも、幅がある。個人の成長のスピード、保護者の方針、そういったものによって、ぶかぶか加減には幅があるもの。
 多分気のせいじゃなく、演出としてそこまで指定されている。なんてこと。

 序盤でそれに気が付いてからは、もうなんか、至福というか。ありがとう。こんな映画を作ってくれてありがとう。ひたすら画面の中の彼らを愛でるのみ。でした。

 そんな彼らの輝かしい中学生活を彩るストーリー。逆?いやいや、これが正しい。「彼らを彩るためのストーリー」。
 いわゆる定型に当てはめるなら「男の子の可愛さをお楽しみ頂くため、邪魔にならない程度の差し障りのないストーリー」と言いたいところですが、青春ど真ん中、直球のストーリーは、それ単体でもきちんと美しいものでした。リレーの完成、友情とチームの成立という到達点へ向かって、ほどよく紆余曲折を挟みながら、真っ当に、真っ正直に進んでいくストーリー。そこに展開の意外性はほぼ皆無。

 けれど、キャラクターの輝きと、ストーリーの輝きの関係って、何でしょうね。
 どちらがどちらを飾るのでも、良いのではないかな。

 そしてエンディング、スタッフロールの背景で、しみじみと「見守った」感慨を得る。
 最後まで、素敵でした。

 ありがとうありがとう。本当にありがとう。作ってくれてありがとう。
 この年で観ると、うっかりそんな気持ちになってしまう。貴重で稀少な、男子中学生の魅力と輝きを詰め込みまくりました映画。
 ちょっとでも気になったら、見てみるがよいですよ。
2015.11.19

映画「エール!」

 フランス映画って久しぶり。

 映画「エール!」公式サイト

 家族全員が聾唖の中、ひとり聞こえる喋れる、ゆえに家族の支えとなっているヒロイン。でも依存とかそういうのではなくて、とても明るく、からっと、仲良しの家族。
 それが、ヒロインに歌の才能があると分かり、揺れ動いていく。家を出て本格的な歌の道に進むか否か、そして「聴こえない」家族ゆえに、葛藤と反対もまた、心の問題と身体の問題が絡み合って。

 っていう、もうこの設定だけでOKな感じ。
 そこにガツンと来るヒロインの歌、ユーモラスな家族の描写、スパイスとして音楽教師の個性的な言動、ほんのりときめきと幻滅を行ったり来たりする恋愛描写。
 見ていて自然とヒロインに入れ込み、家族に愛情を感じ、登場人物の全員を応援したくなる。
 ヒロイン役の女優さんがまたすごく可愛くて。ちょっとふくよか(婉曲)な農家の娘さん、でもしっかり者で、元気で明るく。どんどん可愛く見えてくる。
 歌のシーンはもちろん最高だけれど、親友と会話をするシーンが、なんだかすごく好き。この親友がまたいいキャラで、なにげに要所で重要な役回り、ヒロインに決断を促す役割も果たしているという。

 映像的には、主人公一家が酪農を営んでいて、牛の可愛さ、農場の風景の美しさがとても良かったです。フランスの田舎の農家、いいですねぇ美しいですねぇ。これ日本の農家だとどうしても薄暗い印象になっちゃうもんなぁ。気候風土とか家の構造とか、いろいろありますけれど。

 エンドロールの歌と、ちょっぴりのおまけがまた嬉しく楽しい(立ち上がりかけた人が座りなおすのを目撃)、最後まで気分の良い、素直に良い映画でした。
 観に行きたいと思いつつ観そびれそうだったところ、きっかけを貰って、観に行って。良かった。
2015.11.14

映画「ホビット」一挙上映

 ありがとう新文芸坐。

 一作目だけは公開当時に見たのですが、原作既読ゆえに(もうずいぶんと昔ですが)若干冗長に感じられたのと、前後編→三部作とかさらに長いのかよもういいや一挙上映待つわー。とか思いまして。
 ありがとう新文芸坐(二度目)。期待通り、やってくれました。

 朝の11時上映開始、20時上映終了予定。休憩時間のずれ込みにより、もう少し遅く終わったかも。
女性客圧倒的多数(多分九割超とかそれくらい)ゆえに、女子トイレの混雑っぷりが凄くて、休憩時間延長がデフォとなっておりました。親切。
 しかし女性比率高すぎで驚いた。びびった。
 耳に入ってくる細切れの会話は、明日のイベントの話、弱ペダの話、絵師との交流話。
 近くの席の人が第一部の開始直後に鼻をすんすん鳴らしていて「風邪かな?長時間なのに大丈夫かな」と思っていたら、休憩時間に「みんな楽しそうで幸せそうで、ラストの展開を考えたらもう泣けちゃって……」とか言ってたのは、なんちゅうか。ほんちゅうか。古いね。

 ともあれ、三部作、一挙上映。これで見て、しみじみ良かったです。
 児童小説であり、中編であった原作をとことん膨らませ、ロード・オブ・ザ・リングでの人気キャラクターもねじこんで、サービスはたっぷり。ただ、大河ストーリー感のあった指輪と比べると、素直な冒険活劇、アクション大作としての色が濃いので、一日かけて体力消耗して見て、はー面白かった!ってのが、なんか正解だったなぁと。
 ただ、エピローグ部分が若干物足りないというか、もう少し語って欲しかったなぁと思いました。指輪の長すぎるほどに長くて丁寧なエピローグが大好きだったので。作風が違うから、しょうがないというか、これくらいでいいのかなぁ。 

 映画として見て気に入った部分としては、バルドの扱い。映画オリジナルでかわいい娘ふたりも追加されて、父ちゃん頑張る。初登場時のうさんくささといい、ちょいとアラゴルンっぽくもありました。統治者の血筋だからかなぁ。
 人により忌み嫌われそうな、こちらも映画オリキャラのタウリエル。綺麗で強くてかっこ良くて、恋には弱い赤毛のエルフのお姉さま。なんだこれ最高だな!可愛かったです。
 レゴラスのチートキャラっぷりは留まるところを知らぬ!武器を持っても武器を捨てても強い強い。時系列的に安心して見ていられるのもポイント。個人的には、はなぢ出してキレる(っぽい)ところにフェチぃ魅力を感じました、ええ。
 あとはやはり、純粋にファンタジーとして、画面を見ているだけで幸せでございました。至福の一日でございました。

 でもやっぱり指輪のほうが見たいんだよね……日本での上映権は切れてしまったとのことで、当面望めないのが、とても残念です。
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